学部・大学院FACULTY TAISHO
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日本史コース
専門演習A 鎌倉フィールドワーク
今回、春学期の専門演習A(三浦ゼミ)で鎌倉にフィールドワークに行きました。
私たちのゼミでは、鎌倉時代後期から南北朝時代、室町時代を研究しています。これらの時代に関わる鎌倉周辺の歴史がどうなっていたのかを、実際に自分達の目で確かめました。
まずは北鎌倉駅から出発です。明月院を目指します。
明月院には北条時頼の墓所があります。また宗猷堂の左の「やぐら」には、上杉憲方の墓といわれる宝篋印塔もあります。梅雨の時期には綺麗な紫陽花が咲く名所です。
扇谷上杉氏と山内上杉氏を結んでいた亀ケ谷坂切通しを通り、浄光明寺、英勝寺に向かいます。
浄光明寺は、1335年(建武2)に足利尊氏がこの寺に引き籠もり、後醍醐天皇に対して挙兵の決意を固めた場所です。また歌人・藤原定家の孫である冷泉為相の墓もあります。
英勝寺です。この寺はかつて太田道灌の居住地であったとされています。江戸時代には水戸家の御殿と呼ばれるほど格式の高いお寺でした。
お昼休憩を入れたあとは鶴岡八幡宮へ向かい宝物館に行きました。ゼミ生の中では初めて入る人も多かったようです。
最後は、竹林が生い茂る報国寺へ。観光客に人気の報国寺ですが、この場所も歴史的名所で、足利家並びに上杉家の菩提寺となっています。
報国寺の抹茶も美味しくいただきました。
今回のフィールドワークを通して、ゼミ生同士の関係がすごく深まりました。また実際に行って見てみることで分かったことも多かったようです。9月には小此木先生のゼミとの合同合宿もあります。これからも楽しみながら学んでいけたらと思います。ゼミ生の皆さんお疲れさまでした。