学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

木下ゼミ京都合宿

4年応用研究木下ゼミは、今年も恒例のゼミ合宿を実施しました。
10月30日から11月1日までの2泊3日で、京都市内・大阪の史跡巡見です。
木下先生の専門は室町・戦国時代の室町幕府なので、まさにお膝元での巡見となります。

まず初日は、三十三間堂、豊国神社、方広寺、清水寺、本能寺、二条城などといった京都東山を中心に巡りました。いつもは京都国立博物館も見学するのですが、あいにく常設展が休館の時期であったため、今年はなしです。
方広寺では大坂の陣のきっかけとなった有名な鐘を見学しました。

皆「国家安康」「君臣豊楽」の文字を探しています。


 次の清水寺は工事中でしたが、文化財工事という特別な光景を見ることができました。 

貴重な?工事中の清水寺の舞台

1日目の最後には、ホテルに近い二条城に行きましたが、開館時間がギリギリになってしまい、木下先生と生徒数名がダッシュしてくれたおかげで何とか時間内に間に合いました。御殿のなかを先生の解説を聞きながら、閉館時間ギリギリまで見学しました。

二条城二の丸御殿

2日目は、一日中京都市内をほぼ徒歩での巡見です。
まず二条御所跡、京都御苑(京都御所)、京都市歴史資料館、室町殿(花の御所)跡、相国寺、上御霊神社、銀閣寺、南禅寺といった。室町時代(幕府)ゆかりの史跡を廻りました。皆1日目の疲れを感じながらも、朝のすがすがしい空気を感じながら2日目がスタートです。

広い京都御苑内にある京都御所では現在即位礼正殿の儀のため、高御座などを目にすることはできませんでしたが、かつての天皇住まいを間近に見ることが出来、貴重な経験をしました。

建礼門前での集合写真

次に室町殿(花の御所)跡や将軍家ゆかりの相国寺を廻った後、先生の専門でもある応仁の乱勃発の地となった上御霊神社に行きました。ここでは、ゼミ生が解説を行い、それに先生が補足説明をする形で進みました。


その後、東山文化を象徴する慈照寺(銀閣寺)を見学しました。室町・戦国を中心とする木下ゼミにとっては欠かせない場所です。ここでも先生の解説を聞きながら、皆足利義政の生きていた時代に思いを寄せました。庭園は急な上りが多く、ゼミ生は四苦八苦していましたが、先生は疲れを見せずにどんどん登っていました。 

逆光の銀閣


 最終日は大阪城公園と天守閣を見学しました。2日目の徒歩で皆くたびれきっていましたが、最終日はこの場所だけであったため、ゆっくり見学しました。公園内では、石垣造営の刻印石や、豊臣秀頼・淀殿自刃の地など、皆当時の様子を、先生の解説を聞きながら思い描きました。天守閣内でも先生の解説のもと、普段関東では見学できない史料などを見学しました。
 

大阪城公園内で刻印石を探す

卒論前のゼミ旅行でしたが、皆有意義な時間を過ごすことが出来ました。普段先生の解説を聞きながら現地の見学することはなかなかないので、貴重な時間を過ごすのともに、ゼミ生改めて絆を深める、楽しい時間を過ごすことができました。木下先生ありがとうございました。

大阪城天守閣の前で


                                            (木下ゼミ)

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