学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

3年生佐々木ゼミ ゼミ合宿


 佐々木ゼミは、2月16日(日)から18日(火)にかけて、京都・滋賀でゼミ合宿を行いました。その様子をお伝えします。

 初日の16日は、滋賀県彦根市の彦根城を見学です。しかし、あいにくの空模様でした。

 彦根城は、江戸幕府老中を多く輩出した井伊氏の居城です。敷地内には、大老井伊直弼が若い頃過ごした埋木舎(うもれぎのや)があります。
 先生のご説明を受けながら、敷地内を散策しました。

      


 2日目の午前中は、近江浅井氏の菩提寺である養源院と、豊国神社に向かいました。
 養源院には、伏見城の廊下の板の間が用いられています。天井には関ヶ原合戦の前哨戦である伏見城の戦いで討死した鳥居元忠らの血痕が残されており、戦いの壮絶さが伝わってきます。

      

 豊国神社は、豊臣秀吉を祀った神社です。境内には大坂の陣の発端ともいわれている方広寺の鐘銘もあります。

 午後からは、二条城・大徳寺・妙心寺を見学しました。
 大徳寺の塔頭のひとつに、織田信長の菩提寺総見院があります。通常は非公開なのですが、この日は運良く特別公開されていました。また、墓所には信長一族の墓碑があります。
 最後に妙心寺に行きました。ここには明智光秀の叔父であり塔頭・大嶺院の住持密宗和尚が光秀を弔うために建てた風呂があり、通称「明智風呂」と呼ばれています。ちなみに当時の風呂は湯船は無く、サウナのようなものです。

       


 最終日の18日は、長岡京市にある勝竜寺城址と、大山崎町歴史資料館に行きました。
 勝竜寺城は、細川幽斎の居城であり、山崎の合戦で敗れた明智光秀が坂本城へ向かう途中に立ち寄った城でもあります。
 大山崎町歴史資料館では、町の歴史に触れつつ、山崎の合戦の推移を学びました。

       

 2泊3日という短い期間でしたが、自分の足で各地の戦国~織豊期にまつわる名所を巡ったことで、より理解が深まったのではないでしょうか。

 最近の世情もありますが、皆さん体調には十分気を付けてお過ごし下さい。

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