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日本史コース

【中世史ゼミ】 三浦ゼミ・木下ゼミ合同足利合宿 Part.1

皆さんこんにちは!今回は、この夏に実施されたゼミ合宿の様子をお届けします。

93日から5日まで、毎年恒例となっている三浦ゼミ・木下ゼミの中世(鎌倉・室町時代)の合同ゼミ合宿が、栃木県足利市で
行われました。

 

1日目】

合宿先に到着後、まずはオリエンテーションを行われました。各自、研究テーマを含めた自己紹介をしましたが、合同ということもあって
初めて顔を合わせる学生も多く、多少の緊張感が漂っていました。
しかし、自己紹介が進むにつれ、次第に雰囲気も和やかになりました。

1時間目の木下昌規先生の授業では、室町時代のくずし字の史料を解読しました。

     

『くずし字辞典』を引きながら、みんなで協力して解読を進めました。

 

続いて、大学院の先輩・OBの指導の時間です。

     

解読した史料は、鎌倉時代・室町時代の幕府から出された文書や豊臣秀吉の関係文書です。

 

1日目の後半は、それぞれのゼミ生による発表が行われました。

 

・「以仁王の挙兵と源頼朝」(三浦ゼミ)

・「富士川の合戦 平氏の敗走の原因」(三浦ゼミ)

・「足利義満の朝廷支配」(木下ゼミ)

・「室町期における醍醐寺三宝院の政治的立ち位置」(木下ゼミ)

 

学生間の活発な質疑があり、その後、先生方からも質問や指導がありました。

なお発表後には、院生・OBの方から、今後の研究のアドバイスも行われました。

発表者各自の研究についてより深く考えるきっかけを得ることができ、とても有意義な時間になったようです。

これで1日目の日程が終了です!

 

2日目の前半】

2日目は、朝早くから始まり、三浦先生の授業で鎌倉時代の古文書を読みました。

前日に集中して読んだ成果なのか、みなさん少しずつ読める字も増えてきたようです。

     
   
その後は、前日に引き続き、2回目の木下先生の授業です。

   

なお午後は、昨日に引き続いて大学院生の講義がありました。

これでPart.1の記事を終わりますが、最後に参加したゼミ生の感想を紹介します。

 

「ゼミ合宿では、くずし字購読や史料の内容把握が主であったが、大学院生の先輩がサポートしてくれたおかげで、
苦戦していた部分をスムーズに進めることができた。また、合宿中は通常授業よりも過ごす時間が長かったため、以前よりも
距離が縮まったと思う。普段とは異なった環境で勉学に励み、他のゼミの人と交流したことで、歴史を学ぶ上で非常に
良い刺激になったと感じている」(三浦ゼミA

 

「合宿での一番の思い出は、課題に対して友人と協力して取り組めたことです。特に崩し字は慣れていない字があると
それぞれに解釈が分かれて、それをすり合わせていくことで答えを導くということがあり、普段の勉強ではあまり体験できない
貴重な時間を過ごせたと思います」(木下ゼミS

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