学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

日本語日本文学コースの卒業論文から

4年生になると必須科目である卒業論文を提出しなければなりません。新しく入学してくる高校生や在学生の参考のために、今年の卒業論文の題目を少し紹介しておきましょう。

紫式部研究/源氏物語における雅楽の研究/平安文学にみる「もののけ」の研究/『義経記』における義経像/『平家物語』の維盛像/説話集にみる陰陽師の活躍/『十訓抄』の方法/異類婚の系譜/芥川龍之介ー『蜜柑』を中心にー/俵万智研究/吉屋信子ー『日陰の花』/宮沢賢治作品における擬音語・擬態語の英訳表現について/ゆずの歌詞における文体的特徴/2000年以降ヒットした歌詞の計量的分析/Hitomiの歌詞における文体的特徴

古典文学の論文が多いのは例年と変わりませんが、今年は日本語の論文に現代を感じさせるものが多かったように思います。伊藤雅光先生の計量国語学や計量言語学の方法で現代の歌詞を分析した人が何人かいたようですが、その統計や分析からどういう特徴が見えてきたでしょうか。面接での報告が楽しみです。

卒業論文は一年間のゼミ指導のもとに作成されます。4月に課題を決めて、指導を受けたい先生のもとに登録し、毎週一回の卒論ゼミナールが開かれます。三年生までに卒論課題を決める人もいますが、あれもこれも挑戦してみたいと、なかなか決定出来ない人もいます。それでも4月からは具体的な指導に入っていくのですから、在学生の皆さんは今から取り組んでみたいテーマを見つけておいてください。

大学の4年間は長くもあり短くもあります。それは皆さんの大学に対する取り組み方一つで決まっていきます。大学とは青春を謳歌するところ、然り!大学とは精神力を強くするところ、然り!何をしてもすべて然りですが、軸になるテーマを決めて勉強し、交流し、悩んでみると、4年間は手応えのある時間と空間になっていくのではないでしようか。1月27日28日が卒論面接日です。4年生は遅刻しないように面接に臨みましょう。

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