学部・大学院FACULTY TAISHO
日本文学科
出藍会(教職勉強会)報告
人文学科のみなさん
ゴールデンウィークも明け、後は夏期休業までひたすら勉強の日々ですね。
五月病にはなっていませんか?
さて、先週予告した「出藍会(教職勉強会)」の様子を報告します。
「出藍会」は、教員免許を取得する方向けの自主的な勉強会で、月一度を目処に開催をしています。「学生である今のうちに、たくさんインプットしておこう!」と、教科書に掲載されている作品の教材研究をし、レジュメを作り、調べてわかったこと、問題点などを発表するといった活動をしています。
今回は、人文学科三年生の二人の学生が、森鷗外の『舞姫』と、宮沢賢治の『永訣の朝』について発表してくれました。
また、ただ発表するだけではなく、聞いている学生からの質問などもあり、活発な発表会になっています。 写真は、三年生の学生が、『舞姫』についての発表を行っている様子です。
しかも、今回は大学院生の先輩が参加をして下さいました。大学院では、森鷗外を研究している方でしたので、『舞姫』の他にも、『普請中』など、他作品を絡めて、鷗外について解説をして下さり、大変、貴重なご意見を聞かせて下さいました。
手前が大学院生の先輩です
教壇に立っている諸先輩方にお話を聞くと、「仕事に就いてからは、教材研究をする時間がない」や「もっと、学生のうちに勉強をしておけばよかった」といった意見が多く聞かれます。仕事の合間を縫って、教材研究をしなければならい現実があるのです。だからこそ、たくさんの専門書に囲まれている今が、教材研究をする大チャンスなのです。
教員免許状の取得を考えている方は、是非とも、この勉強会に参加することをお勧めします。
次回の「源氏を読む会」「出藍会」は、五月末に開催予定です。興味を持たれた方は、人文学科教授の米山先生か、副手の首藤までお願いします。