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日本文学科

【日本文学科】日本文学踏査の授業で巣鴨地域の踏査を行いました

本日は日本文学科の授業紹介として、日本文学踏査の取り組みをご紹介します。日本文学踏査では、実際に自分の目で見て考えることや、興味や関心を抱いたことから調べること、そしてその調べたことに基づいて人に伝えることを重視する授業です。今年度が開講二年目にあたります。

10月7日(金)の授業では、『源氏物語』を題材とする大正大学日本文学科が人文学科と協力して作った人形劇を視聴したあとで、古典を「アダプテーション」することについて学習しました。10月14日(金)の授業では、巣鴨地域の文学踏査を行いました。以下に、その様子を少しだけご紹介します。

最初に田中仁先生から江戸時代の地図も用いた巣鴨地域に関するレクチャーを受けた後、大学からの出発です。今回は10月28日(金)に来訪予定の田端文士村記念館の学芸員・石川先生も打ち合わせを兼ねてご来校くださり、特別に踏査にも途中まで同行してくださいました。

当日は雨も心配されましたが、午後には降り止んで歩きやすいお天気になりました。明治女学校の跡地を訪れた後、巣鴨庚申塚に向かいます。大正大学からはほど近いスポットですが、巣鴨駅を経由して通っている学生も「来たことがないです」とのこと。興味深そうに観察をしていました。

折から「4の付く日」にあたったため、巣鴨の地蔵通り商店街は大賑わい。「とげぬき地蔵尊」の名で知られている高岩寺を見学したあとは、少し横道にそれて慈眼寺にある芥川龍之介と谷崎潤一郎のお墓と、染井霊園にある文豪のお墓をお参りしました。憧れの文豪が眠る地が、大学近くにあることに意外な印象を抱いた学生も少なくなかったようです。

最後は、巣鴨駅にほど近い眞性寺を訪れて見学の後、現地解散となりました。

芭蕉の句碑

こうした体験的な取り組みに基づいて、4週目の授業では自分が気になったことをさらに調査してプレゼンテーションを行う予定です。また、大正大学日本文学科の卒業生で、市川市文学ミュージアムに学芸員としてお勤めの益子先生をゲスト講師にお招きして、文学を題材にして人に見せること、伝えることをお話しいただく予定です。

今後の様子も随時お伝え出来たらと思いますので、どうぞお楽しみに!

高岩寺は大変賑わっていました

芥川龍之介のお墓をお参りしました

こちらは高村光太郎のお墓をお参りした様子
大正大学文学部 日本文学科
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