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「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

【日本文学科】日本文学踏査・授業紹介

日本文学科の授業紹介として、前回の記事の続編として、日本文学踏査の取り組みをご紹介します。

10月21日(金)の授業では、前半では10月7日と14日の体験を踏まえた学生による発表と質疑応答、講評が行われました。見たこと、考えたことを人に伝えるためには、様々な工夫が必要です。今回の1回目の発表と講評を踏まえて、2回目にはさらに良い発表になることでしょう。

授業の後半では、大正大学日本文学科卒業生で、市川市文学ミュージアムに学芸員としてお勤めの益子先生をゲスト講師にお迎えして、学芸員のお仕事や、博物館・文学館見学の際のポイントをご紹介いただきました。

一般には「見る」側である学生の皆さんにとって、「見せる」側からの直接の体験談は大きな刺激となったようです。お話の後には質疑応答が行われましたが、10人以上から手が挙がって、学芸員関連のお話だけでなく、日本文学科で益子先生が書かれた卒論を活かした企画展示案や、一般的な就職活動へのアドバイスまで、様々な助言をいただくことが出来ました。


企画展を作るためのプロセスを解説いただきました

博物館・文学館の意義や就職活動のお話もありました

 
授業後のリアクションペーパーでは、学生から次のような反応が寄せられました(一部を抜粋、要約)。
 
・今日お話を聞いて、私は企画展に行っているようで行っていなかったのだと痛感しました。今後は1つ1つの展示物やキャプション、パネルにじっくりと向き合い、理解を深めたいです。

・自分自身、学芸員の資格を取りたいと思ってはいたものの、具体的な仕事内容や立場などについて知らなかったため、現役の学芸員の先輩の話が聞けて良かったです。自分もそのような情熱を持って取り組める仕事に就きたいです。

・学芸員のお仕事が、博物館内の案内や展示物の準備以外にも多岐にわたっていて驚きました。就職活動や学生時代の準備などの非常に役立つ情報も教えていただけたので、今回のお話をもとにこれからの生活に活かしていこうと考えました。
     
    学生の皆さんも大きな刺激を受けたようでした。益子先生、ありがとうございました!
     

    益子先生も関わった『月に吠えらんねえ展』の図録をいただきました

    今回の発表と聴講の体験を活かして、授業は後半戦の踏査に入っていきます。またご紹介する機会があればと思いますので、どうぞ引き続きご注目ください。

    大正大学文学部 日本文学科
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