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「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

【日本文学科】授業紹介・リーダーシップⅡ・Ⅲ

大正大学日本文学科の授業紹介として、前回は2年生向けのゼミ形式の科目である「基礎ゼミナールⅢ・Ⅳ」をご紹介しました。今回も2年生の科目で、全学共通科目である「リーダーシップ」科目のうち、日本文学科の専任教員が学科学生と共に取り組む「リーダーシップⅡ・Ⅲ」をご紹介します。

大学での科目には、学科の専門科目と、学科に関わらずに全員が学ぶ共通科目があります。リーダーシップは、社会にまつわる諸問題を学び、主体的に自身や地域社会の課題を考えるための科目です。科目名は年度によって変わることがありますが、早期に就職活動などについても考え出すことが出来るため、大正大学の高い就職率の要因の一つともなっているようです。

大学では各自の好きなことを深く学ぶことが一番大事ですが、そうした学習の中で将来を考えて、学習成果を活かす意識、出口に繋げる意識もとても大切です。今回はその1例として、日本文学科卒業生をゲスト講師としてお招きした回をご紹介します。

お一人目:千葉龍弥さん(2018年度卒、F株式会社)

千葉さんは、在学中には日本語学ゼミに所属して、コンピュータを用いて日本語の解析を行う卒業論文を提出しました。

現在お勤めになっているF株式会社は、ソフトウェアの開発・販売や情報システムの保守・運営などを行っている会社で、主に製造業を中心にアカウント営業をしているとのことです。
 
お二人目:木下葵衣さん(2020年度卒、株式会社虎屋)

木下葵衣さんは、在学中には古典文学ゼミに所属し江戸時代における『曾我物語』の受容と展開に関する卒業論文を提出しました。

木下さんが勤めている株式会社虎屋は、和菓子の製造・販売の老舗で、室町時代後期に創業した会社です。入社1年目は本社で人事に配属されて経験を積み、現在は販売・営業部門を担当しています。大学で学んだ日本文学に関する知識が、お仕事のうえで役立つ場面もあるそうです。
 
現在、社会人として活躍する先輩から、学生時代の就職活動中のエピソードや今のお仕事について直接お話を聞く貴重な機会となりました。

以下に、受講者のコメントをいくつかご紹介します。

「先輩のお話を聞いて、いよいよ就職活動が始まるという実感がわいてきた」
「2年生の今何をすべきか、具体的な就活事情などを知ることができてとても貴重な機会だった」
「社会人になるために大学生のうちにさまざまなことを経験し、受け身ではなく挑戦する姿勢を大事にしたい」
「計画を立てて早めの行動を心がけたい」
「自分から積極的に動くことが就職活動中でも社会に出てからも大切なのだと感じました」
「論理立てて立証することや読解力など、就職したら日本文学科での学びを役立てたい」
「今後興味ある業種のインターン参加を通じて自己分析し、納得できる就職活動をしたい」
「大学の就職課を積極的に利用し、面接練習などにも参加したい」
「大学での学びを活かしながら就職活動をすることの大切さを学びました」
「会社の就労条件や福利厚生などの正しい理解、就活に向けての実績作り、そして就職課を活用することが大切であるとわかった」

受講した2年生はいよいよ次年度から本格的に就職活動が始まります。今回お招きした2名の先輩からの励ましのことばを胸に、それぞれが自信を持って就職活動に臨んでもらえたらと願っています。

ご登壇いただいたお二人に心から感謝するとともに、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。


いかがだったでしょうか。日本文学科では今後も授業紹介の取り組みを続けていきたいと思います。こんな授業のココが知りたい、といったご要望があれば、オープンキャンパスなどでぜひご質問ください。

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大正大学文学部 日本文学科
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