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日本文学科

【日本文学科】第19回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2023年6月24日(土)に、第19回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。年度が変わり、4月から子どもたちも学生サポーターも新しい顔ぶれになりましたが、みんな少しずつ慣れてきた様子です。4年生から3年生、3年生から2年生へと支援のバトンが繋がっています。

中学生のグループは、前半で日本語の学習をし、後半は教科の学習です。定期試験が迫っていることもあり、教科の復習をしたいという子どものニーズにあわせて支援を行います。

小学生のグループは、日本語のレベルにあわせて、カードを使って語彙の勉強をしたり、文型の練習をしたりしています。学年が下がるほど、カードやゲーム、実際にホワイトボードに書いてみるといった身体性を伴った支援活動の工夫が必要になってきます。学生サポーターは各々が工夫して支援を行っています。

 
大変ありがたいことに、保護者の方からは「子どもが毎回楽しみにしている。」というお言葉を、子どもたちからも「楽しいから帰りたくない、また来たい!」という声を聞くことができました。こういった声は学生サポーターにとって何よりの励みになります。
教室終了後の学生サポーターのコメントです。

・これまで英語や絵を使うなどして説明する先輩を真似していただけだったので、スマホを使ってもっと中国語を探したり、写真を見せたり工夫できるといいなと思いました。カードをどう使って教えるかも勉強になりました。

・カルタ等といったゲーム形式は意欲的に取り組んでくれたので、やはりやっていて楽しいというのは大切な感覚だと感じました。

・子どもたちがカタカナのカルタや果物、野菜のことば当てなどの日本語を楽しんでいるのを見ることができて楽しかったです。そういった子ども達の成長を近くで見守ることができるのが嬉しいです。

これらのコメントからは、子ども達の様子だけでなく、自分の課題や成長の実感、支援活動に関わる喜びを感じている様子が伺えます。このようにおうだい子ども日本語教室は、子どもの教育支援を行いつつ、学生自身が共に学び、成長する場ともなっています。

 
次回の教室は、7月8日(土)の14時から16時までです(同日の教室が終わったら学内で盆踊りがあることも子どもたちには伝えました)。
7月は他に29日(土)を予定しています。

参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。Twitterもありますので、ぜひチェックしてください。
 
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