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日本文学科

【日本文学科】第3回「大正大学日文くずし字講座」の開催

2023年8月8日に、大正大学日本文学科主催の初心者のための「大正大学日文くずし字講座」第3回を実施しました。今回と次回は、田中仁先生(日本近世文学)のご担当です。

本日は近世の寺子屋で使われた「往来物」と呼ばれる教育用の本や、近代の小学校にあたる学校の教科書に記載されたくずし字の読解にチャレンジしました。


【受講中の様子】日に日に参加者が増えています!
 


【告知ポスター】

前回までの『竹取物語』や『平家物語』の写本のくずし字と異なり、今回は印刷された本のくずし字であるため、同じひらがなでもくずし方が若干違います。受講者の皆さんも少し戸惑いながらも新しい字体に挑戦しました。


【受講終了後】版本の実物を見せて解説する田中先生

受講生の皆さんからは、「前回までと比べて少しむずかしいと感じましたが、終わりに近付くにつれて理解できるようになってうれしかった」といったものや、「同じ文章中の同じひらがなでも違う書き方になるのがおもしろいです」といったご感想をいただきました。

また、「くずし字のひらがなが近代以降も使われていたのを知って驚いた」というご感想もありました。そうなんです。ひらがな一字が1種類の書き方に落ち着き、今私たちが使うような活字の字形に落ち着くのって、結構最近なんですね。実は近代以降の文豪の書簡や作品にも、くずし字は使われているので、くずし字は古典だけのものではありません。次回の田中先生の講座は大正大学附属図書館が所蔵する、樋口一葉関連の資料を読み解く練習をされるそうです。どうぞお楽しみに!

以下に、残りの日程を記します。基本的に参加費は無料、受講日の2日前まで受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

なお、前回メールを送ったが返事が届かなかったという参加者がいらっしゃいました。基本的には、祝休日(お盆を含む)を除く、平日の受信後2日以内にはお返事を差し上げているので、もし返信のメールが届かない場合はいずれかの段階での送受信事故の可能性があります。その際は、お手数ですが、別のメールアドレスからもご連絡いただいたうえで、直接会場にお出でいただいて大丈夫です。ただ、講師の体調不良など急な予定変更の連絡もないとはいえませんし、受講の認定証は後日メールで配信しますので、原則としては申込は試みてご来場いただければと考えています。

【日時】
第4回 8月10日(木) 担当・田中仁 ←次回
第5回 8月22日(火) 担当・古田正幸
第6回 8月24日(木) 担当・古田正幸
 *時間はいずれも、14:00~15:30

【会場】
第4回 大正大学図書館(8号館)
第5回~6回 大正大学2号館7階
【参加費】無料
【持参する物】筆記用具
【受講対象】古典文学に興味のある中学・高校生

【申し込み・問い合わせ先】大正大学日本文学科事務室
 メール nihon_bungaku◆mail.tais.ac.jp
  ※◆を@に変えてお送りください。

*申込時には、氏名・学校名(+差し支えなければ学年)・受講希望日を記入下さい。
*途中からでも1回からでも参加可能ですが、準備の都合上受講希望日の2日前を申し込みの目安としてお考えください。
*申込いただいた氏名、メールアドレスなどの個人情報は、この講座の運営にのみ使用し、運営が終了した後に他のことに転用することはありません。

変更などがありましたら、日本文学科ブログ・日本文学科公式SNSでもお知らせします。

◎本講座は、2023年度学長裁量経費採択事業です。
◎大正大学附属図書館の協力事業です。

大正大学文学部日本文学科では今後も様々な形で学科の魅力をお伝えしていく予定です。公式SNSアカウントもありますので、ぜひフォロー・拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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