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「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

【日本文学科】第4回「大正大学日文くずし字講座」の開催

2023年8月10日に、お盆前では最後となる大正大学日本文学科主催の初心者のための「大正大学日文くずし字講座」第4回を実施しました。前回に引き続いて、田中仁先生(日本近世文学)のご担当です。

本日は、大正大学附属図書館所蔵の樋口一葉の日記の転写本を解読するために、まず千蔭流の祖である加藤千蔭の『古今和歌集』の書影の読解からスタート。その後、一葉の師である中島歌子の短冊へと話は進み、最後に一葉の日記に取り組みました。


【受講中の様子】日記の伝来についての田中先生の説明の様子
 
大正大学附属図書館所蔵の樋口一葉の日記は、一葉の妹である「くに」(邦・国、くにこ、とも)が書き写したものであるそうで、近世末期から近代にかけての書道史・文学史についての講義を受けながらのくずし字読解となりました。


【告知ポスター】


【受講終了後】写本の実物を見ながら田中先生の解説を聞くことができました

受講生の皆さんからは、「一葉の関係者の説明から、書の流派をくずし字を学びながらたどることができて、とても楽しかったです。読める文字も増えて面白さも膨らんできました」といった声や、「貴重な日記や短冊を見せていただけてとてもうれしかったです。千蔭流を今回はじめて知って興味をもったので、自分でいろいろ調べてみたいと思いました」といった感想がありました。

できることが増えて、実際に資料にあたるなかで興味や関心が広がることは、日本文学科が大事にしている学びの一つです。ぜひ、本講座を色々な文学や文字の記し方に触れるきっかけにしてほしいと思いました。

以下に、残りの日程を記します。次回と最終回はお盆明けです。各回初回受講者に配慮して進めていますので、5回目からの参加でも問題ありません。基本的に参加費は無料、受講日の2日前まで受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

なお、2回目の時にメールを送ったが返事が届かなかったという参加者がいらっしゃいました。基本的には、祝休日(お盆を含む)を除く、平日の受信後2日以内にはお返事を差し上げているので、もし返信のメールが届かない場合はいずれかの段階での送受信事故の可能性があります。その際は、お手数ですが、別のメールアドレスからもご連絡いただいたうえで、直接会場にお出でいただいて大丈夫です。ただ、講師の体調不良など急な予定変更の連絡もないとはいえませんし、受講の認定証は後日メールで配信しますので、原則としては申込は試みてご来場いただければと考えています。

【日時】
第5回 8月22日(火) 担当・古田正幸 ←次回
第6回 8月24日(木) 担当・古田正幸
 *時間はいずれも、14:00~15:30

【会場】
第4回 大正大学図書館(8号館)
第5回~6回 大正大学2号館7階
【参加費】無料
【持参する物】筆記用具
【受講対象】古典文学に興味のある中学・高校生

【申し込み・問い合わせ先】大正大学日本文学科事務室
 メール nihon_bungaku◆mail.tais.ac.jp
  ※◆を@に変えてお送りください。

*申込時には、氏名・学校名(+差し支えなければ学年)・受講希望日を記入下さい。
*途中からでも1回からでも参加可能ですが、準備の都合上受講希望日の2日前を申し込みの目安としてお考えください。
*申込いただいた氏名、メールアドレスなどの個人情報は、この講座の運営にのみ使用し、運営が終了した後に他のことに転用することはありません。

変更などがありましたら、日本文学科ブログ・日本文学科公式SNSでもお知らせします。

◎本講座は、2023年度学長裁量経費採択事業です。
◎大正大学附属図書館の協力事業です。

大正大学文学部日本文学科では今後も様々な形で学科の魅力をお伝えしていく予定です。公式SNSアカウントもありますので、ぜひフォロー・拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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