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「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

【日本文学科】オープンキャンパス学生企画のご報告

3月23日(土)の大正大学オープンキャンパスにおいて、日本文学科では学生主体の企画を実施しました。

1番目の企画「大正大学本『源氏物語』で知るくずし字〜昔の「ふにゃふにゃの文字」を読んでみよう〜」では、学生たちが自主的な活動として取り組んできた大正大学本『源氏物語』の「翻刻」と、実際に来場者の皆さんにもくずし字を読んでもらう企画を実施しました。翻刻とは、近代以前に書かれた現代とは異なる字体の文字を、現代の字体になおすことです。

企画においては、大正大学本『源氏物語』を学生自らが翻刻した成果を、学生が獲得した学内奨学金を原資の一部として、TOPPANさんに依頼して写本の画像に載せて表示できるようにしたHTMLの展示なども行うことができました。来場者アンケートにおいても、「くずし字がとても面白かった」というご感想もいただくことができました。


【企画1の様子】

【企画2の様子】

2番目の企画「推しも好きだけど、近代文学も好き――推し活する私たちが語る近代文学の魅力――」では、普段は現代の様々な娯楽を「推し」ている近代文学ゼミの4年生が、近代文学を卒業論文でどのように取り上げて研究し、その魅力をどこに発見することができたのかを語ってくれました。大正大学において、楽しく近代文学を学んできた成果を感じさせるプレゼンテーションでした。来場者アンケートにおいても、「普段の学生生活と共に、どんな勉強と研究の成果が出たのかお話ししてもらえてよかった」というご感想をいただきました。

3番目の企画「大正大学日本文学科で古典文学・近代文学を学ぶ意義と楽しさ」では、前半で大正大学日本文学科を学生目線で紹介し、後半は学生同士で大正大学日本文学科を選んだ決め手、楽しかった授業について話をしてもらいました。生き生きとした学生の様子がとても印象的であったと思います。


【協力学生の皆さんと記念撮影】


今回の企画を通じて受験生の皆さんに見ていただきたかったのは、大正大学日本文学科に在籍する学生の皆さんが、何を楽しく学んで、何をできるようになったかということでした。くずし字を読むこと・教えること、あるいは物怖じせずにプレゼンテーションを行うこと……。何をとっても、どの学生さんも最初からできることではなかったはずです。立派にその成長した姿と成果を見せてくれたように思います。その姿を、受験生の皆さんの数年後の姿としてイメージしてもらえたらよいなと考えています。

大正大学文学部日本文学科では今後も様々な形で学科の魅力をお伝えしていく予定です。日本文学科公式SNSも随時更新中ですので、ぜひフォロー・拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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