学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

第34回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2024年4月13日(土)に第34回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。新年度第1回目の教室の様子をお届けします。

一枚目の写真は、小学校低学年の子の日本語学習の様子です。最初はひらがなとカタカナの書き分けなどでとまどっていたようです。その後、日本語の色について学び、絵を描いてその名前を書いていくという学習にしたところ、見違えるほど楽しそうな様子となりました。学生サポーターによると、日本語での書き取りの力も確実に上達したとのことです。楽しいと学習効果もあがる、この教室で何度も見てきた光景です。

 
二枚目の写真は、小学校高学年の子の日本語学習の様子です。ベテランのサポーターと新規のサポーターがペアになって、学習を行っています。日本語の地名や場所などについて、漢字、ひらがな、カタカナで書く練習です。「池袋」「巣鴨」といった親しみがある場所を選ぶなど、学習効果を考えての工夫が見られます。

 
三枚目の写真は、学生サポーターたちによる振り返りの様子です。少し見えにくいですが、かなりの人数がいることが分かると思います。本日は体験の学生も含めると14名の学生が参加しました。体験参加とはいっても、先輩サポーターの補助をしたり、自分が得意な教科学習にとりくんだりと、みな積極的に参加していました。自分ができるサポートをする、それが大きな力となる、この教室のステキな部分だと改めて感じました。
 
以下、本日、初めて参加した学生サポーターのコメントを紹介します。

・中学1年生の英語の教科学習を担当しました。自分は英語が得意なのですが、日本語も英語もまだ得意ではない子に言いたいことを伝えるのはとても難しかったです。相手も終始、緊張している様子だったので、できるだけ遊び感覚を大事にし、ハイタッチをしたり、音楽を聴いたり、絵を描いたりして、少しかもしれませんが打ち解けることができました。

・先輩のサポーターと一緒に、小学生2名を担当しました。最初はあまりコミュニケーションをとることができませんでしたが、終わるときには笑顔を見せてくれました。先輩サポーターは2人が言ったことにさらに質問をしたりと、楽しい対話になっていました。私も楽しんでもらえるよう、率先して話を広げられるようにしたいです。

上のコメントにもありますが、今日のコメントには「緊張」という言葉が目立ちました。子供たち、学生サポーターともに新たな仲間が加わり、みな緊張していたようです。それでも、工夫を重ねることで、お互いに打ち解けることができました。なお、見守っている教員たちは、ベテランサポーター、新人サポーターともに、しっかりと子どもたちをサポートしている姿の方が印象的でした。子供たち、学生サポーターともに人数が増え、活気にみちた雰囲気で新年度のスタートを切ることができました。
  
次回の教室は、2024427日(土)の14時から16時までです。参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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