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日本文学科

【日本文学科・授業紹介】ゼミ合宿のご紹介【中世文学ゼミ編3】

中世文学ゼミのゼミ合宿、全3回中3回目(3日目)の記事となります。


〔京都研修3日目〕2024年9月21日(土) 
3日目の行程  ◇鞍馬寺―◇貴船神社―◇実相院

はじめに
9月19日から21日に行われた中世文学ゼミ合宿(in京都)もいよいよ最終日、昨日までの暑さが和らぎ歩くには打ってつけの日です。山の中は湿気が多くじめじめしていましたが、皆元気に歩き学びを深めていきます。それでは、Start!

◇鞍馬寺―総本山 鞍馬寺
この日の最初に訪ねた鞍馬寺は御本尊を毘沙門天とするお寺です。階段を過ぎて門をくぐり、由岐神社や義経公供養塔を経て進みます。

(鞍馬山の山内は史跡が多いので、調べてみると様々な発見があるかもしれません!)

さらに先にある霊宝殿では義経の歴史の展示や、仏像などを見ることができます。源義経と天狗に関する伝説が語り継がれ、山内にはそれに関わる史跡も残されています。

(鞍馬駅には天狗の像も!)

しばらく歩くと道が開け、本殿金堂に到着です。外観は工事中でしたが、中では丁度お経を読み上げている最中でとても雰囲気がありました。まわりは狛犬ではなく、毘沙門天のお使いとされる阿吽の虎がしっかりと守っており、威厳を感じます。自然いっぱいの道で、想像以上に山の登り降りは大変ですが、貴船神社までしっかりと地を踏みしめ進んでいきます。

◇貴船神社―貴布禰総本宮 貴船神社

貴船神社に到着です。付近で昼食をとり、さらに進んでいきます。
貴船神社は、全国二千社を数える水神の総本宮です。創建年代は不詳ですが、社殿造替の記録は約千三百年前に遡るそうです。

鳥居をくぐり本宮へ。本宮は、創建の地である奥宮から洪水のために移されたそうです。ここでは「水占みくじ」ができます。次に結社、奥宮へ参ります。勿論、この地にも神話や伝承が数多くあります。川も近くに流れ、清らかな気持ちになります。


◇実相院―京都岩倉 実相院門跡

最後に向かった実相院は、御本尊を不動明王とする天台宗の寺院です。約八百年の歴史を持ちます。皇室に関わる格式高い寺院で、木造不動明王立像や「こころのお庭」(写真下)と呼ばれる石庭など、見所も様々あります。さらに庭園の紅葉が床に青く映った「床もみじ」の美しさを目の当たりにしました。紅葉の時季はさらに見応えがありそうです。趣があり、とても厳かな気持ちになりました。


むすびに
3日間で多くの寺社へ実際に足を運び参拝することで、調べただけでは分からない様々な歴史や自然を感じ学ぶことができました。感謝の意を込め、中世文学ゼミ合宿ブログ(3日目)を締めたいと思います。ありがとうございました。

(学生記者Sさん)


中世文学ゼミの合宿3日目の報告は以上です。学生の皆さんが、実地に足を運んで充実した学習と体感を得られたことが伝わる内容だったと思います。

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