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日本文学科

【日本文学科】2024年度3学期「おうだい子ども日本語教室」の開催

2025年1月11日、2月8日、2月22日、3月8日に、3学期の「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。その様子をお届けします。

3学期になって新しい子どもの参加者が増えました。本学のある豊島区では外国人住民の割合が約12%となっていて、コロナ禍が終わりますます増加する傾向にあります。おうだい子ども日本語教室では、2つの教室で実施していますが、それぞれの教室の至る所で勉強しています。

 
学生サポーターもたくさんの子どもに対応するために、事前の打ち合わせや教材選びにも余念がありません。子どもたちが来る前にもやるべきことがたくさんあります。

 
3学期になって新しく参加した子どもたちも、カードや絵を使いながら楽しく日本語を学んでいます。最初は緊張していた子どもたちもこの教室で出会ったお友だちといつの間にか仲良くなって、教室に通ってくるのが楽しみになっているようです。「先生、次はいつ?」「来週はないの?」と言われると、私たちの励みにもなります。

 

 

中学生の教室では、日本語支援だけではなく教科学習支援も行っています。教科の内容だけではなく、教科学習に必要なことばや表現も学ぶ必要があります。高校進学に向けて、日本語と教科を統合した学習支援の必要性を強く感じています。学生サポーターも限られた時間の中で、様々な工夫をしながら教科学習支援を行っています。


最後に、大学生サポーターのふり返りを紹介します。

「今日は新規の○○さん、△△さんを担当しました。二人とも簡単な日本語しか分からず、ほぼサバイバルでした。しかし、絵カードやカタカナカードなどで楽しそうに向き合っていた様子でした。また、後ろの席で勉強していた××ちゃんが中国語でフォローしてくれたのでとても助かりました。」

「○○ちゃんを見ました。自分で思っていることを伝えようとしてくれていたので、あまり口をはさまないように話し終えるのを待つことを意識しました。今回は、見る・待つと助けるのバランスが上手にできたかと思います。」

「今回は△△さんを担当しました。△△さんがおうだい子ども日本語教室に参加してから約1年半が経ちました。初めの頃は翻訳アプリを使いながらのお互いの意思疎通をしていましたが、今では自分のことばでスムーズに会話することができ、1年半の成長を実感しました。△△さんが話したいことや何か言おうとして考えている時に止まってでも遮らずに待つことで、できるだけサポートする場面を減らし、自力でことばを引き出し、発話力を身に付けてもらえるように工夫しました。」

2025年度の1学期教室は、4/12(土)、4月26日(土)、5月10日(土)、5月24日(土)、6月14日(土)、6月28日(土)、7月12日(土)の14:00-16:00に開催の予定です。

参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。

 
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