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放送・映像メディアコース

第71回文化庁芸術祭賞贈呈式

2月6日(月)に明治記念館で行われた、第71回文化庁芸術祭賞の贈呈式、祝賀式に出席しました。

賞をいただく側、ではなく、贈る側、芸術祭賞の審査員執行委員として、テレビドラマ部門の審査員をつとめさせていただきました。
大賞に『奇跡の人』を選ぶことができ、審査員として本当に誇らしい気持ちで一杯になりました。
主役の峯田さんは最高のパフォーマンスで観る人の心をわしづかみに。祝賀会で話をさせてもらいましたが、もうひとりの主演、全盲聾唖の少女を演じた住田萌乃さんの才能の凄さを熱く話してくれました。

お茶の間に、深く強いメッセージを伝えることのできるテレビドラマというメディアだからこそ、これほどの傑作が生まれたのだということ。『奇跡の人」の大賞受賞は、心あるドラマ制作者にとってきっと大きな意味を持つと思います。この作品を目の当たりにした一人として、またドラマ制作者の一人として、これからも心を込めて人の思いを伝える仕事をしていこうと、改めて胸に刻みました。

ORICON NEWSより

銀杏・峯田和伸主演『奇跡の人』文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門大賞受賞


http://www.oricon.co.jp/news/2083719/full/

ロックバンド・銀杏BOYZ峯田和伸が主演し、NHK・BSプレミアムで4月~6月に放送されたプレミアム・ドラマ『奇跡の人』が、平成28年度(第71回)文化庁芸術祭でテレビ・ドラマ部門の大賞を受賞した。

 同ドラマは、重いハンディキャップを克服したヘレン・ケラーと、彼女に光を与えた“奇跡の人”サリバン先生の実話をヒントに、うだつの上がらないダメ男・亀持一択(峯田)が、目と耳に障害のある娘・海を抱え、さまざまな困難と格闘していた鶴里花(麻生久美子)と出会い、「人生で何も成し遂げていない自分がやるべきことは、この母娘を助けることだ!」と一大決心。ダメ男のいちずな想いが信じられないような奇跡を生む、正真正銘の愛の物語。 

 受賞理由として、「岡田惠和の大胆だが繊細な脚本、狩山俊輔の遊び心たっぷりの演出、主演の峯田和伸や脇を固める俳優陣の好演が光り、娯楽性とメッセージ性を兼ね備えた傑作ドラマに仕上がった」と指摘。「盲ろうの少女が世界を発見していく奇跡は、私たちがこの世界を、人生を再発見していく奇跡でもある」と絶賛している。 

 NHKの番組が大賞を受賞するのは、テレビ・ドラマ部門で2年連続(前年は土曜ドラマ『64(ロクヨン)』が受賞)、ラジオ・ドキュメンタリー部門は9年連続。今年は全部門で入賞を果たしている。 

■そのほかの受賞番組
【テレビ・ドラマ部門】
優秀賞:山田太一ドラマスペシャル『五年目のひとり』(テレビ朝日)
優秀賞:木曜時代劇『ちかえもん』(NHK)
優秀賞:ドラマW『この街の命に』(WOWOW) 


放送・映像表現コース 教授 成瀬活雄

 

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