学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

地域創生学科

上池袋くすのき公園にて「となりのくすのきVol.6」を開催しました!(2025年2月22日(土)開催)

 「となりのくすのき」は、「防災」と「交流」をテーマに地域コミュニティの形成を目的とする住民のためのイベントです。



 「防災」では、遊びを通して楽しく防災を学ぶことを目的としています。首都直下地震による大きな被害が予想されている中、「防災かまど」と呼ばれる防災用品が一時避難所として利用される公園に設置されています。そして、くすのき公園の「防災かまど」を、災害時、実際に地域の子供が中心になり正しく活用できるようにすることを目的として今回のワークショップを企画しました。

 「交流」では、地域の公共空間を利用してワークショップなどを行い、地域内の顔見知りを増やすことを目的としています。また、大学生と交流することで小学生や未就学児の子供達が日常とは異なる大人と関わる機会を提供し、これまでにない新たな発見や繋がりを見つけて欲しいという目的も含まれます。さらに、子供の付き添いで来場してくださる保護者の方々が、コーヒーや焼き菓子を片手にくつろいで会話を楽しめる環境を創出するために飲食物を扱う出店も行っています。

 このような出会いを通して、災害時には地域内で共助することができる関係を構築し、公園内で小さなコミュニティができることも期待できます。地域内で心地よく安心して暮らせるまちづくりの一歩になればと今回のイベントを企画しました。

 
 「となりのくすのき」は、通年で開講される「地域課題解決実践論」の集大成として、2022年度1月に開催しました。その後は、それぞれの観点で楽しさを感じた学生で自主開催を重ねてきました。回数を重ねるごとに以前出来なかったことをどうしたらクリアできるのか、運営者も来場者も楽しく、居心地よく過ごすことが出来る空間をつくることが出来るのか、多くの面で悩みながらも試行錯誤してきました。その試行錯誤さえも楽しく、たまに苦しく、それでも成長を感じる2年間になりました。成長を感じることが出来たのは多くの失敗も、多くの楽しさも様々な距離感でとなりに寄り添ってくれた仲間や大人の方々のおかげです。本当にありがとうございます。繋がりを絶やさず、楽しさを忘れず、何らかの形で場を創出し続けます。

 今後の「となりのくすのき」は後輩に引き継ぎ、新たな楽しさを創出していきます。ぜひ楽しみに待っていてください!


 

 「となりのくすのき」を開催するにあたり、様々な方々にご協力いただきました。

・豊島区役所公園緑地課のみなさま

上池袋くすのき公園を使用するにあたり、多くの手続きや様々なアドバイスをいただきました。

・滝野川フレイムス 河田さん

学生の「楽しい」に全力で向き合い、くつろぎの空間と様々な出会いを見守っていただきました。

・喫茶売店メリー

くすのき公園のお隣で、常に楽しく、様々な場面で相談にも乗っていただきました。

・マチノオト

初回から出店してくださり、子供の「楽しい」を一緒に作ってくださいました。


執筆

地域創生学科4年生 髙本汐音

地域創生学科3年生 那須美咲

*地域創生学科 2024年度卒業生 田代喜子/釣賀歩友美/筧明菜

文責(高橋若木)

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