学部・大学院FACULTY TAISHO
CATEGORY
社会福祉学科
私の授業、紹介します
ソーシャルワーク論Ⅴは、コミュニティワークという社会福祉の実践方法を学習する時間です。これまで私が担当した10年間、シラバスの前半でコミュニティワーク理論を講義し、これを踏まえて後半では、70~100名の学生が10人弱ずつのグループにわかれ、各グループでイベントの企画や事例研究を行っています。今回はこの様子をご紹介しましょう。
ただいまポスター作成中・・・
学生1人ひとりがコミュニティワーカーとして、自らの住まう地域が抱える福祉課題を設定し、その解決に住民が主体的に関与する契機となるようなイベント(地域産業の活性化や世代間交流、福祉施設の社会化や社会資源の開発などを意図した地域福祉事業)を企画します。続いて個々人が作成した企画書を持ち寄ってグループ内でプレゼンテーションを行い、コミュニティワークの視点に基づき相互評価し合います。さらにグループ内で最優秀企画を選出し、そのポスターをグループ全員で作成し、自分たちの企画の意図や内容を受講する学生全員に向けて10分間プレゼンテーションします。
楽しさを聴衆にアピール!!
聴いている学生たちはその地域の住民になったつもりで評価し、最終的に上位3企画を学生全員による投票で選出します。翌週の講義で投票結果の発表とともに、教員が各企画の講評を行います。
例年この講義は多くの学生から賛同を得ていますが、その理由として、グループ学習の時間を多く取ることで、講義を聞くという受身の状態だけでは味わえない、仲間と協働で何かを生み出す充実感や、理論の体験的理解を得られることにあると考えています。
優秀作品の1つに選ばれた「飯ー1グランプリ」
(文責;沖倉智美)