学部・大学院FACULTY TAISHO
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社会福祉学科
2010年度実習報告会、終わる
去る12月11日(土)、今年度の実習報告会が開催されました。本学の社会福祉士・精神保健福祉士養成教育の根幹として位置づけられ、例年全学生の実習事後学習が終わるこの時期に開催しています。
まず午前中は、「ソーシャルワーク実習(6日間の個別配属実習;新カリキュラム)」に行った2年生の代表者が、5つのゼミにわかれ、5分間ずつ施設概要と実習課題に対する学びを発表します。その際には来年度同実習を行う予定の1年生が聴講します。2年生から1年生への事前学習に関するアドバイスがなされ、1年生にとっては実習の具体的イメージを描くことができる貴重な機会となったようです。
続いて午後は、「社会福祉援助技術現場実習及び精神保健福祉援助実習Ⅰ・Ⅱ(3・4年次、各12日間の個別配属実習;旧カリキュラム)」に行った各学年の代表者が、児童・高齢・障害・精神の4領域にわかれ、10分間ずつ実習課題に対する考察を発表します。発表に対するフロアからの活発な質疑応答がなされ、発表者に限らず同じ領域での実習体験が、出席者全体として共有されます。午前中と同様、ソーシャルワーク実習を終えた2年生が、来年度実習で希望する領域の報告会を聴講します。
報告会には、本学の実習施設職員である実習指導講師(本学非常勤講師)も同席し、学生の発表に対するコメントをいただいています。午前中と午後の報告会の間には、「実習指導連絡会」を開き、学内教員と実習指導講師との学生に関する情報交換と、事前事後学習と現場での学生指導、および巡回指導や成績評価に関する意見交換を行っています。この取り組みを通し、学生の実習体験に基づく学びを確固たるものとし、国家資格取得に対するさらなる動機づけを図っています。
(文責;沖倉智美)