学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
国家試験合格をめざしてグループ学習中! ~社会福祉特講Ⅲ(4年生)の様子~
社会福祉学科では、社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の合格を目指して「社会福祉特講」というカリキュラムを開設しています。4年生の「特講Ⅲ」では、5人ずつの11グループに分かれて、学習に励んでいます。4年生に「特講Ⅲ」での学びについて聞きました。
最初に、広報係のAさんに、学習方法を説明してもらいましょう。
【Aさん】
まず、1科目分の予習プリント(過去問の抜粋)が配布されます。これを、家で一度自分で解いてみます。次に、間違っている選択肢について「なぜ間違っているのか」を見つけて、正しい記述に書き直します。ここで大事なことは、自分の力で正答を導くこと。過去問、インターネット、教科書など様々な媒体を使って準備します。
授業では、予習プリントを元に、間違っている選択肢をどのように書き直したかをグループで話し合います。自分とは違う見解や意見があれば参考にします。その後、確認テストがあり、授業の最後に次の科目の予習プリントが配布されます。これを繰り返します。
それでは、グループリーダー3人に、グループ学習の感想を伺いましょう。
【Aさん】
グループワークのメリットは、意見を交換し共有しあうことで知識を深め、視野が広がること。個人で勉強するよりは頭に入りやすく割と覚えていることが多いです。デメリットは、就活などで欠席者が多いとか予習を怠ると、グループワークの機能を果たせなくなること。グループワークの良い点を最大に活かすためには、個々人が予習をして授業内で意見交換をし、切磋琢磨することだと考えています。
【Bさん】
私たちのグループは、真面目かつ優秀な人が集まっていて、各々、選択肢の文章を正しく直してから、講義に臨んでいます。お互いにカバーし合い、知識を高め合っています。各々調べ方や直し方が違っていて、自分とは別の直し方があることを知ったりするなど相乗効果が得られます。講義とは別に、個人では、単語ノートを作り、この人物はどんなことを行ったとか、大事な単語を色付けしたり、絵で表現したりして、基礎を身に付けています。文字を書けば書くほど覚えると思うので、選択肢直し、プラス、単語ノート作りを行っていきたいと考えています。
【Cさん】
グループによっては、設問ごとに担当を割り振るところもあるのですが、私たちのグループは、実践に近い形で解くことで実力が付くよう、個々人が全問を解いたうえで、疑問に思ったことや調べてもわからなかったことを話し合い、知識の共有や確認をしています。講義中にグループで話し合う機会があることで、今まで理解しきれていなかったことを理解することができ、自分自身の苦手な分野が明確になってくるように思えました。
また、事後学習として語句ノート等を作成することで、どこを重点的に勉強していけばいいのかがわかり、効率よく勉強に取り組むことができているように感じているので、講義中に配られるプリントを活用し、さらに知識を深めていけたらと思います。
グループ学習を活かして、個人学習でも工夫をしてくれている様子が伺えます。
来年1月の本試験を目指して、どんどん実力をつけていきましょう!
(文責:田幡恵子)