学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
インターンシップ報告会実施
今年度のインターンシップ実習(サービスラーニング)は、大正大学の地元にある区民ひろば西巣鴨第1・第2、区民ひろば清和第1・第2で1年間にわたり行いました。その学習成果を1月21日(水)2時限目に報告会として実施しました。この報告会には、豊島区区民ひろば課長、区民ひろば西巣鴨所長、区民ひろば清和所長にも同席いただきました。
学生の報告を紹介します。
「ひろばを利用している方達がとても生き生きと活動されていて、オリエンテーションの時に、所長が『生活の一部になるようなひろばを目指したい』と話されていたことが、そのまま表れているのではないかと感じた」
「子育てをしている母親にとって、子育てにおける悩みや不安を打ち明けられるところになっていると感じた」
というように、区民ひろばの役割についてインターンシップを通じて感じ取ることができました。
さらに、
「春学期は、利用者と関わることが出来なくて、イベントの日でもただ立っている感じになりがちだった。(中略)秋学期は、あいさつを意識し、大正大学の学生であることを認識してもらうために、笑顔であいさつをし、少しずつではあるが、利用者に認識してもらうことができた。」
「利用者一人一人について知りたいという気持ちもあったがタイミングを伺いすぎたため、かえって難しくなってしまった。」
というように、利用者との関わりの中で、学生がそれぞれに工夫や反省をしながら取り組んできたことがわかりました。
4年生では、「インターンシップをやったことが就職活動に役立った」
3年生の中には、「卒業研究で、子育て支援をテーマに取り組んでみたい」といった報告もあり、まさにサービスラーニングであり、学生たちの成長がうかがえる報告会となりました。
最後に、このインターンシップは、本学と豊島区による包括協定として実施している「としま共創」における生活課題の1つとして取り組んだものであります。
(文責:宮崎牧子)