学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
新入生合宿
4月30日、5月1日と新入生合宿をおこないました。代々木オリンピックセンターでの合宿も、今年で4回目、先輩たちが教員以上に頑張ってくれています。
遠足はかえるまでが遠足と言われますが、合宿も報告までが合宿、ということで、ブログも合宿にスタッフとして参加してくれた先輩(坂元怜奈さん)に書いてもらいました。
「私たち室友会は代々木オリンピックセンターで行われた2日間の新入生合宿に同行しました。合宿中、1年生が思いっきり楽しめるように室友会メンバーや先生方と連携を取り、サポートしようと取り組みました。
合宿1日目は「生命のことづけ」という東日本大震災の震災時の障害者に焦点を当てたドキュメンタリーを鑑賞し、障害者についての理解を深めました。その後、1年生はグループに分かれ「生命のことづけ」についての考察や問題点、改善点についてディスカッションを行いました。
夜のレクリエーションは室友会が内容を考え、進行も行いました。レクリエーションの内容がグループでコミュニケーションを取ってもらうことを目的としたものだったので、初めて話す人とも一緒に笑うことで仲良くなれたのではないかと思います。1年生の積極的な参加とユーモアのある回答のおかげで非常に盛り上がり、楽しい時間にすることができました。
2日目は前日のグループ学習の続きと発表を行いました。レクリエーションの効果もあってか、前日に比べるとディスカッションがスムーズに進んでいて、発表時も良い雰囲気で行うことができました。
合宿を終えての感想として、1年生と交流ができてとても嬉しかったです。大学構内で1年生とすれ違うと挨拶をしてくれたりするので、本当に合宿に参加してよかったと思っています。2日目の帰り、私たちは疲れ切っていたのでほぼ無言で帰ることになりましたが、やりがいを感じることができた2日間でした。私たちもこの合宿で学ぶこともあり、また先輩として成長できたと思います。
これから1年生は様々な壁にぶつかり、悩み、立ち止まる時があるかもしれません。そのような時に相談できる先生や友達との出会いのきっかけになっていたらと思います。」
この文章には、教員の意図よりも深い実践、気づきがあります。学生のストレングスには、われわれ教員も助けられ、また人間の成長の可能性を強く感じることが出来ます。このような教育の循環が、ずっと続くよう頑張りたいと思います。
(文責 新保祐光)