学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
第40回大正大学社会福祉学会を開催
2016年6月4日、大会テーマ「大学院教育の歩みを振り返り、今後の展望を考える」と題して、第40回大正大学社会福祉学会を開催しました。
来年で大学院が1997年に設置されて20周年の節目を迎えます。その記念すべき年に向けて大学院における児童福祉研究・教育に携わられた大正大学名誉教授の吉澤英子先生、野坂勉先生、中村敬先生の3先生による大学院20周年記念座談会を行いました。
座談会では、石川到覚学会長に進行をお願いし、3先生に大学院での研究・教育の歩みを振り返るとともに、今後の展望をお話しいただきました。
参加した大学院修了生3人が次のような感想を述べてくれました。
感想①
久しぶりに拝見した、錚々たる顔ぶれは、懐かしさと緊張感を与えてくれました。各先生方の「〇〇節」は健在で嬉しかったです。内容は、自分も頑張らねばとモチベーションが上がりました。
(平成14年博士前期課程修了生 根本浩典)
感想②
各先生方の大学院教育や研究で大切になさっていらしたことをお伺いして、大正大学で学べたことを誇りに思っております。
吉澤先生が繰り返しおっしゃっていらした「地域生活の営みの中で実践・研究をおこなう」教育目標の1つとして、 “実践分析研究”をカリキュラムに取り入れられた経過を伺い、学生時代よりさらに深くその意義を実感しました。
(平成17年博士後期課程修了生 佐鹿孝子)
感想③
先生方からは、社会福祉学領域における大学院教育、延いては保健・医療・福祉領域の研究において、人びとの生活の営みに寄り添い、実践と研究を循環させ、実践のための理論を生成し、福祉分野のイノベーションを指向することの重要性などを説いていただき、「社会福祉実践分析研究」で学んだことの大切さを再確認することができました。
(平成22年博士後期課程修了生 鈴木 孝典)
当日は、大学院の開設にご尽力いただいた平山宗宏先生をはじめ、大学院修了生、大学院生、学部生、教員、30数名の参加がありました。
「大正学派」の形成に向けて、これからの大学院教育のあり方について、より一層皆様とともに学際的に議論を重ねていくことが求められると考えます。
(文責:金潔)