学部・大学院FACULTY TAISHO
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社会福祉学科
100年福祉ー2 思想とは・・・
「思想」とは、行為の指針となる考え方です。同じような意味を指す言葉に「価値」があります。
その違いは「価値」は社会や時代などの多様な影響のなかである程度の変化を前提としますが、「思想」は反省を繰り返し確立されてきたものであり、価値より変化しがたいものです。
本学は仏教を建学の精神とする大学です。仏教も思想の一つです。たとえばお釈迦様が生まれたとき(ちなみに明日4月8日は、お釈迦様の誕生日です)に話されたという「天上天下唯我独尊」、世界のなかで私は唯一無二の存在であると、人の存在の尊さを説いた言葉です。この言葉は、2500年を超えても今も普遍的であり続け、まさに思想の一つと言えます。
この写真は、お釈迦様が「天上天下唯我独尊」と話されたときの姿と言われています。
大正大学の社会福祉研究、教育も100年の歴史があります。その間に反省し続けてきた「思想」があります。
春の日差しにあたりつつ校庭の桜を眺めながら、大正大学社会福祉学科の過去の記録をさかのぼっています(実は年表作成というハードワークです)。いろいろ思うところがまとまったら、また書きます。
(文責:新保祐光)