学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉-35 実行委員は3代目!~沖倉ゼミ、認知症サポーター養成講座に携わる~
先週から秋学期がスタートしました。この夏、社会福祉学科の1年生は基礎ゼミナールの4つのクラスに分かれ、各担当区民ひろばをフィールドにサービスラーニングの活動に汗を流しました(サービスラーニングの概要は、100年福祉6をご参照ください)。
千早担当の沖倉ゼミでは、昨年度に引き続き、昨年度ゼミ生だった現3年生3名と、今年度ゼミ生の1年生4名の計7名が、2代目・3代目の実行委員として委員会を組織し、講師役であるキャラバン・メイトの西部高齢者総合相談センターの平山友子看護師、そしてCSWのご指導を得ながら、『認知症サポーター養成講座』の企画運営に取り組みました(講座の成り立ち等に関しては、昨年度ブログをご参照ください)。
3年生実行委員は、昨年度のサービスラーニングで講座を受講し、現4年生の先輩実行委員に付いて当日の運営に参画していました。講座当日のために、初代の実行委員の現4年生に、情報提供や助言を仰いできました。7月には、3年生の指導の下、1年生ゼミ生全員で講座のポスター作成に取り組みました。
8月31日(木)講座当日は、3年生実行委員の豊増康平さんが、講座の最初に趣旨説明、最後にまとめの言葉を担当しました。最初に歌を交えた認知症に関するクイズがあり、続いて社会福祉法人フロンティア職員で結成された寸劇隊がクイズを交えた劇を披露し、受講者参加型で進みました。最後に平山さんから資料を用いて、認知症に関する基礎知識やサポーターとして認知症の人を地域で支えることに関するお話しがありました。
当日は実行委員の他に、ゼミの1年生全員が受講者として参加し、オレンジのリストバンドが講座を修了した目印として進呈され、参加した区民とともにサポーターに認定されました。3年生の庵谷ちひろさんと佐々木裕芽さんは、1年生実行委員の清川紗貴さん、鹿野茜さん、都築和さん、橋本真憲さんに指示を出しつつ、受付としてアンケート回収やリストバンドの配布に積極的に関わっていました。
実行委員は反省会にも参加し、今年度の振り返りと次年度講座へのイメージを膨らませていました。これまでの2回は高齢者を対象に講座を開講してきたので、次年度は区民ひろばの2階で活動している子育て世代のママさんたちにも声を掛け、参加してもらえるような講座も良いかもしれないという意見も出て、次年度も引き続き、ゼミ生の実行委員会への参加にも期待が高まりました。
今年度の沖倉ゼミでは、区民ひろばの理事や職員の皆さんからの熱いラブコールに応えるべく、地域住民が中心となって立ち上げた高齢の皆さんのための居場所「らくゆうサロン千川の杜」での出し物や、「収穫祭」での子ども向けゲームコーナーの企画にも参画します。これらの活動を通して、単にプログラム参加者としての視点だけではなく、企画者として運営に携わり、そのことを通して参加者へのインタビューにも力を入れ、来年1月に予定されている区民ひろば千早での成果発表会に向け、地域で暮らす人々が抱えている生活課題を解決するための、新たなプログラムの提案に取り組んでいきたいと考えています。
(文責;沖倉智美)