学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉-61 心に響くもの
ソーシャルワーク演習Ⅰは「実践力のある社会福祉士として必要となる自己覚知の方法を習得する」ことをテーマにしています。毎年当事者の方をゲストスピーカーとしてお招きし、様々な状況や心情などについて語ってもらっています。
今年の金潔クラスは12月19日に児童指導員の牧枝愛さん(2016年3月卒)がその役割を果たしてくれて、学生たちが当事者理解について深めることができました。
一部の受講生のコメントを紹介します。
0さん:当事者であり支援者である愛さんの話を聞いて心に響くものがありました。子どもたちと信頼関係をつくるために心がけることも分かりました。一人ひとりと向き合い、そのままを受け入れていきたいです。また子どもたちだけでなく職員や周囲の方々も大切にできる人になれるよう自分を磨いていきたいです。
Tさん:今回の話を聞いて、自分を理解するために生い立ちの整理は非常に大切なことだと感じました。また、信頼関係を築いていくためには一人ひとりを深く見ていき、「ちゃんとあなたのことを見てるよ」と伝えられるようになることなのではないかと今回のお話から考えました。
Sさん:実習への心構えや、改めて自分が何をしたいのか、考えさせられることが多かったです。しっかりと学んで社会に出たいと思いました。
Tさん:相手を[知る]ということ、そして[受け止める]ということの大切さを知り、実習だけでなく、日常生活でも生かしていきたいなと思いました。ありがとうございました。
Sさん:貴重なお話が聞けました。施設にいた経験もありつつ、施設で働いている先輩のお話は、私にはできない多くの視点から物事を考えたお話でした。自分にはできない体験だからこそこの話を忘れずに実習の時にいかせるようにしたいです。
Oさん:本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございます。牧枝さんのお話や今日までの過程を聞いて学べることがたくさんありました。信頼関係を築くためにまずは自分が魅力的でこの人と話したいと思われるような人になっていきたいと思います。人として大切なことを教えていただきありがとうございました。機会がありましたら、またお話を聞かせてください。ありがとうございました。
講義後、牧枝さんは次のような感想を寄せてくれました。
「はじめての講義でしたが、和気あいあいと楽しく授業ができました。
自分の生い立ちなどを話しながら少しずつ自分の中でも整理できました。また実習生に求められることのお話では、後輩たちの意見も聞けて、自分もたくさん学ばさせていただきとても貴重な時間になりました。
学生さんたちの授業のコメントを読み、改めて考えさせられるような刺激のあるコメントもあり、自分の成長につながる一歩になったなぁと感じています。それと同時に学生たちにも実習に向けて考えさせられるような授業になっていれば嬉しいです。今後も初心を忘れず現場で頑張って生きたいと思っています。またお話できる機会があればいつでも来たいです!短い時間でしたが、ありがとうございました。」
牧枝さん、お忙しいなか、後輩たちの心に響く貴重な講義どうもありがとうございました。
伝統のある大正大学社会福祉学科は、先輩後輩にとって学び合いの場になっていることがまた大変嬉しく思います。
(文責:金潔)