学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉-64 卒業生シリーズ⑱
今回は、文京区社会福祉協議会に勤務している根本浩典さんをご紹介いたします。
文京区は、豊島区のお隣の区なので、学生の皆さんが文京区社会福祉協議会にも訪れることがあると思いますので、卒業生の根本さんがいらっしゃることを覚えておいてください。
文京区社会福祉協議会職員の皆様。前列右側から2番目が、根本浩典さんです。
①卒業年度・取得資格
学部卒業2000年度、2002年度本学大学院人間学研究科社会福祉学専攻修士課程修了
社会福祉士資格取得:2006年
②現在の職場・仕事
社会福祉法人文京区社会福祉協議会 地域連携ステーション(フミコム)に勤務。仕事内容としては、社協が行う中間支援施設として、区や地域住民・ボランティア・NPO・企業・大学等と連携して、新たなつながりを創出し、地域の活性化や地域課題の解決を図っていくための協働を推進しています。
③卒業後の略歴
2001年3月大学卒業後、2001年大学院へ進学し、2003年3月修士課程修了。
2003年4月からは、日本子ども家庭総合研究所嘱託研究員、NHK学園通信教育の指導講師を務め、2004年4月より足立区社会福祉協議会職員、2016年4月より文京区社会福祉協議会勤務、現在に至ります。
④学科での思い出
今でも存在するSTEP BY STEPでのボランティア活動が、一番没頭していたことだと思います。複数の活動を抱えながら、部員数減少に悩まされていたサークルを200人規模のサークルにしていったことが、たぶん最も頑張ったことだと記憶しています。
ボランティアの意義や楽しさを、多くの人に伝えたいと思って活動していました。今でこそ当たり前ですが、まだまだ「奉仕活動」ととらえられがちだったボランティア活動を、趣味の一つとしてとらえられる、相手先とのwin-win(当時この言葉はなかった気がしますが)としての啓発を心掛けていました。
⑤社会福祉を学ぶことや社会福祉の仕事の魅力
現在、福祉的な課題において、制度が充実してきた面がある一方、制度で解決できない課題が多くあがってきています。人々の多様化と課題の複雑化、それらの課題を解決するには、新しい時代のソーシャルワーカー像が求められています。
それらに応えていくために、これからの社会福祉は旧来の「社会的弱者」への対応から一気に成果が求められる時代に入ってくると思います。今、社会福祉の基礎を学ぶことは日本の福祉の歴史を見て、これからの福祉を考えるために非常に重要だと考えています。
特に、大正大学の社会福祉学の歴史は、日本の社会福祉学の歴史でもあると思っていますので、ここで学ぶ価値は高いです。
福祉の仕事は、非常にクリエイティブで楽しいです。福祉の世界へ踏み込んでみてください。
(文責:宮崎牧子)