学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉-92 日本の子育てをより知るためのインタビュー調査
春休みに入って早々、3年金潔ゼミのメンバーは卒業研究に取り組み、児童館で子育て支援サービスを受けている母親10名にインタビュー調査を実施しました。また、海外の子育ての実情を把握するために、来日中の魏さんのご協力を得て、今日大学でインタビュー調査を行いました。
初めて母国以外の子育てについて聞き、みんなの目はキラキラしていました。メンバーの感想を紹介します。
私たちの卒業研究のテーマは、「海外の子育て文化及び子育て支援策に関する研究」です。今日ワクワクしたなか、初めて海外の子育てをする人にインタビューを行うことができました。
中国の大学で教えている魏先生はご主人と2歳10か月の娘さんの3人暮らしですが、共働き家庭で実のお姉さんのご協力を得て娘さんを育てています。魏先生のお話から、中国は一人の母親に子育てを押し付けず、自分の両親や兄弟姉妹、同僚、友人など、家族をはじめみんなで協力して子育てに関わっていることを知りました。家族でできない部分は、ベビーシッターなどのサービスを利用することで、子育ての負担を減らすことができます。また、中国では、家族一体となって子どもを大切にしています。とくに印象だったのは、中国では儒教の考えが強いため、子どもを守り、大事にするということです。
今回、初めて海外の子育てについてインタビューすることで、他国からみた日本の子育て観を知ることができ、とても勉強になった良い機会になりました。
お忙しい中私たちのインタビュー調査にご協力いただいた魏先生には心から感謝しており、魏先生から得られた貴重なデータをこれからの卒業研究作成に活かしていきたいです。
また、これからもインタビュー調査を行なっていくので、その度に協力をして頂く対象施設・対象者の方々には感謝の気持ちをもって臨みたいです。
ご多忙のなか学生たちのインタビュー調査を快く受けてくださった魏さんをはじめとするみなさま、どうもありがとうございました。
メンバー一同は団結して卒業研究に取り組んでおり、きっと良い研究成果を出すことができるかと思います。期待しててください。
(文責:金潔)