学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉-104 新4年生、国家試験に向けて始動。 社会福祉士に、オレはなる!
本学で学位授与式が挙行された3月15日に、第30回社会福祉士、第20回精神保健福祉士の国家試験の合格発表がありました。
本学の結果は、社会福祉士の合格者数は43名、卒業生90名のうち60名が受験しその71.7%が合格しました。これは、合格者数、合格率とも過去最高となりました。また、精神保健福祉士は3名が受験し全員合格。5年連続で合格率100%を達成し、全員が社会福祉士とのダブル合格となりました。
学位授与式からほどない3月19日には、新4年生を対象に第31回社会福祉士国家試験に向けて国家試験ガイダンスが開かれ、受験yearがスタートしました。卒業生4人が、後輩に「合格」のたすきを渡すべく合格体験談を話しに来てくれました。
素晴らしかったのは、卒業生全員が「これは自分の経験でしかないから、あくまでも参考にしてほしい。みんなは自分で自分の方法を信じて学習を進めれば合格できる。」と言ってくれたことです。それぞれに非常に効果的な学習方法を話してくれたのですが、自分の考え方・やり方を押し付けない、本人の自己決定を尊重する。まさにエンパワメント。ソーシャルワークの姿勢です。
卒業生の話の一端をご紹介します。
・自分は「特講(大正大学独自の国家試験対策講座)」を中心に学習を進めて、徹底的に過去問を解いたことが効果的だったと思う。
・卒業研究や公務員試験、就活、実習とやることが重なる時には、その時々の優先順位を守って、一つ一つ丁寧にやっていくと、何とかなる。
・自分は推薦で進学してきたから受験勉強の経験がなくて不安だった。いろいろ学習方法を試してみたが、結局、自分なりの方法が一番だった。自分を信じてやってほしい。
・友達はライバルでもある。友達と一緒に学習すると否応なしにモチベーションが上がる。
・他のことで手一杯の時は、特講だけはちゃんと出て勉強するとよい。後から何とかなる。
・大事なことは、諦めないこと! …。
卒業生の皆さん、お忙しい中、後輩にレクチャーに来て下さってありがとうございました。
今春の卒業生は、本当によく自ら学びました。仲間とともに、国試にむけてエネルギーを惜しみなく注ぎました。学科長の高橋先生がおっしゃっていたように、新4年生はその卒業生たちと学力は同等です。あとは、(ポケモン世代だけに)「社会福祉士に、オレはなる!」という意志を持つこと。それを宣言して、エネルギーを注ぐこと、が合格への道でしょう。
卒業生が渡してくれたたすきを受け取って、新4年生、出発です!(文責:田幡恵子)