学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉ー116 豊島区保健所と協働でゲートキーパー養成講座を実施
平成30年7月20日に豊島区保健所と協働でゲートキーパー養成講座を実施しました。
この取組は坂本ゼミの学生を中心に3年前より東京都と協働して若者の自殺予防のワークショップを実施したことから継続しているものです。
昨年度から豊島区保健所と協働で大学生を対象としたゲートキーパー養成講座を実施し、大学生に向けてのアンケート調査も
実施し卒業論文としてまとめて豊島区保健所にも研究成果を報告してきました。
そこで、今年度はこれまでの取組を継承して3年生の坂本ゼミで講座を企画し実施しました。
司会進行は坂本ゼミの岡村さんが担い、豊島区保健所の岩浅秀登さんの講義から始まりました。
我が国の自殺の現状、豊島区の自殺の現状、ゲートキーパーの役割について
小・中学校の「sosの出し方教育」をもとに映像を交えてわかりやすい講義がありました。
Ⅱ部では学生が作成した事例をもとに、ゲートキーパーとなる学生同士のピアによるロールプレイを
実践しました。
最初はゼミの学生同士がロールプレイのデモンストレーションを実施し、二人一組となりゼミ生のファシリテーションの
もと、熱心に取り組んでいました。
全体でロールプレイの感想をシェアしました。
「聞いてもらえる体験はとても安心できる体験だった。」
「友達に相談することに少し抵抗があることに気がついた。」
最後に豊島区保健所所長より受講者86名全員に「ゲートキーパー養成講座の修了書」が授与されました。
今後、坂本ゼミでは受講前と受講後の確認テストとアンケート調査を実施した結果を統計的に分析し
来年度に向けてより良い大学生を対象としたゲートキーパー養成講座のプログラムの開発を取り組んでいく予定です。
(文責:坂本智代枝)