学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
「オレンジリボン大賞」を受賞
さる2019年2月17日(日)、国立オリンピック記念青少年センターで開催された「学生による子ども虐待防止オレンジリボン運動の全国大会」(認定NPO 法人 児童虐待防止全国ネットワーク主催)において、本学科2年生が2018年度の「オレンジリボン運動」の活動を報告し、「オレンジリボン大賞」を受賞しました。
本学科のオレンジリボン運動の取り組みは、2013年度ソーシャルワーク演習Ⅰの授業に位置づけスタートし、今年度で6年目となります。大学生をはじめ地域住民に発信し、6年間継続してきたことが認められ、実に嬉しいことです。
今回の活動メンバー8名の感想を紹介します。
Kさん:オレンジリボン運動の全国大会で大賞を頂けて大変嬉しいです。ここまで、色々な人の支えや協力がなければこの大賞は頂けていなかったと心の底から思います。このように支え合っていくことが、児童虐待根絶のために私たちができることだと感じました。だからこそ、後輩などにしっかり引き継いでいきたいし、今後も児童虐待を無くすための啓発活動を継続的に行っていきたい。
Aさん:オレンジリボン運動に参加したさまざまな方々に感謝しています。ありがとうございました。活動を通して、相手の気持ちを考えること、寄り添うことが大切だと気付きました。
Iさん:オレンジリボン運動の全国大会に向け、メンバーとともに活動する中で一層オレンジリボン運動の大切さを学び、日々報道される児童虐待のニュースに現実の残酷さを知らされました。全国大会で喜ばしい結果を得ることはできたが、これに満足せず、今後も学びながら活動していく必要があるのではないかと感じました。
Oさん:今回、オレンジリボン運動の活動、全国大会での他校のプレゼンテーションを通して、自分自身の児童虐待に対する考えが大きく変わりました。今回の活動に取り組んだから終わりではなく、これからも継続的にかかわっていきたいと思います。
Oさん:今回、全国大会に出場したことで各校の取り組みや啓発活動を知ることができたと同時に、オレンジリボン運動に対する各校の熱意なども伝わり、様々な刺激を受けました。学生の他に、厚生労働省や企業の方にも私たちの熱意と成果を直接伝えることができ、この場が本当に貴重な機会であり、自分自身としても大変大きな経験になりました。そして今回、優勝することができたのも、継続して活動を行っている学科の特徴を活かし、2年生の活動やメンバー一人ひとりの取り組みとメンバー同士の協力があったからだと感じました。
Sさん:大賞をとることができて大変嬉しく思います。話し合いに参加できず、メンバーに迷惑をかけた時もあったが、みんなで協力して準備を行ってきた結果だと思います。今回全国大会への準備を通して、グループ討論やプレゼン力が身につきました。また、学生ならではのソーシャルアクションを起こせたことにより、社会福祉、特に児童福祉領域に興味・関心を抱きました。オレンジリボン運動を広げていくために、後輩への引き継ぎはもちろん、児童虐待防止全国ネットワークでの活動に参加するなど、自発的に活動していきたいです。
Tさん:社会福祉以外の看護や保育の立場の啓発活動があったり、意見だったり、とても新鮮でした。次に繋ぐためにはこう言った貴重な意見等を取り入れていく必要があると感じました。また、みんなで時間をかけて努力したことが結果となったことが本当によかったです。
Yさん:オレンジリボン大賞をいただき、これからも継続的に活動していきたいと思いました。これで終わりではなく、来年度からも後輩に引き継ぎ、まだまだ認知度の低いオレンジリボン運動を地域に根付かせた活動にしたいです。また、他校の発表で得た、看護や保育といった、さまざまな視点での児童虐待防止の啓発活動を参考にし、活動をより良いものにしたいです。そうして、大学生独自の方法で児童虐待をなくすために社会へ発信し続けられれば良いと感じました。
続いて、全国大会を観覧した1年生の感想を紹介します。
Kさん:どの学校も素晴らしいプレゼン内容でしたが、私は大正大学の先輩方のプレゼンが最も素晴らしかったと思います。大正大学が実施してきたオレンジリボン運動の歴史、そして活動の地域への広がりを詳細に知ることができました。児童虐待根絶に最も貢献している活動であると感じました。本日は、本当に貴重な経験ができました。世間の虐待に対する関心を高めることは非常に難しいと感じたと同時に、関心を高めようと努力している学生がいることを知ることができました。そして、オレンジリボン運動の重要性がわかりました。私自身もしっかりと意識を引き継いでいかなければならない、と強く感じました。今回学んだことを無駄にせず、今後の学びに活かしていきたいと思います。
Iさん:本日は、普段の授業では得られない様々な気付きと学びがありました。ここで得たものを今後の学習や、来年度のオレンジリボン運動に生かしていければ良いと思います。大正大学の先輩方の取り組みから、地域と密着した取り組みが今後求められるとわかりました。
Sさん:元々、私自身もオレンジリボン運動について殆ど知らなかったのですが、今回の様々なプレゼンテーションの内容を聞いて、各学校によって異なる捉え方とアイデアでこんな発想もあったのかと感心してしまったことが沢山ありました。さまざまな発表があった中で、今後私たちがどんな活動をしていけば良いのか、朧気ながら掴めた気がします。本日見聞きした内容を活かして、今後の活動に繋げていければと思います。
Uさん:オレンジリボンの具体的な活動の内容は地域によって大きく異なり、実際は発表する大学によって多種多様な体験をされているのだなと感じました。次年度は自分たちが先輩方の側に立つことになると思いますが、今回私が多くのことを学べたような発表に仕上げるためにも実りある体験をすることが大切だなと感じました。
Nさん:児童虐待に関しては最近大きな事件があったこともあり、ニュースを見る度になぜ虐待が起きてしまうのかと考えていました。大正大学の先輩方の発表は、オレンジリボン運動の継続性でした。オレンジリボン運動を継続していくことは、児童虐待防止の啓発や、新規にオレンジリボンについて知ってもらうだけでなく、定期的に行うことで189ダイヤルなどを地域の人に定着させるという意味でも必要なことだと思いました。今回発表を聞かせて頂いた経験を通して次年度の活動に繋げたいと思います。
Oさん:オレンジリボン運動というのは授業などにより知っていたため、大会の発表は各校毎に個性はあるとしても活動自体は同じようなことを頑張っているのだろうな、と考えていました。しかし、実際は各校の代表者が学校で専攻している分野毎に異なるオレンジリボン運動、アプローチでした。そして、アプローチに関しては目指している職種ならではの強み、解決方法であり、普段学んでいない分野であることにより、驚きが多くありました。今回学んだことは、様々な職種の人々の連携の大切さでした。もちろん虐待に関して母親、父親、子ども等当事者達は最重要ですが、職種によってその職業にしかできないことがあり、それを多職種が共有することで、可能性がより広がるということを今回は学びました。本日は貴重な体験をありがとうございます。先輩方の受賞に立ち合えたこと、誇りに思います。今後は、この経験を踏まえて学んでいきたいです。
児童虐待に関する痛ましい事件が後を絶たず、深刻な社会問題となっています。子どもの権利を守るために、今後も児童虐待防止オレンジリボン運動を継続的に行っていきます。
(文責:金潔)
【大賞受賞を報せるHP】
特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワーク ホームページ
2/17学生によるオレンジリボン運動 全国大会開催のご報告
http://www.orangeribbon.jp/info/npo/2019/02/217.php