学部・大学院FACULTY TAISHO
CATEGORY
社会福祉学科
「令和」を迎えて
5月1日に元号が「平成」から「令和」へと変わりました。
大正大学の社会福祉研究・教育は、大正6年の社会事業研究室開設を端緒とし、大正、昭和、平成、令和と4つめの時代へと入ることになります。この間、人口、経済、環境、すべてが大きく変わりました。そのなかで出てきた社会問題も、多様で複雑となり、それらに対応すべき社会福祉実践者も国家資格として位置づけられるようになりました。
これらの影響に応じて、大正大学の社会福祉研究・教育も資格課程への対応、大学院の設置やコース制など、時代や制度に応じて多様に形やあり方を変えてきました。ただ、そのなかでずっと徹底しているのは、長谷川良信先生が中心になっておこなわれた巣鴨セツルメントに代表される「実践や現場を大事にする」ことです。これだけは、100年以上の伝統のなかで、しっかりと大正大学の社会福祉研究・教育の中心であり続けました。
来年度に迎える令和最初の新入生は、新たな学部名で迎える予定となっております。まさに社会福祉学科が時代とともにあることを、象徴することだと思います。ただし時代とともに変わるものもありますが、時代が変わっても変わらないものを自覚しながら、今後の研究・教育にあたることを、スタッフ全員が元号の変化とともに心に刻んでいきます。
関係者の皆様には、今後とも変わらずのご支援を賜りますようお願いいたします。
文責:新保