学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
卒業生が、国試受験生の応援に来てくれました!
さる11月6日、社会福祉特講(大正大学独自の国家試験受験対策講座、通称「特講」)Ⅲに卒業生が応援に来てくれました。「特講Ⅲ」は4年生のクラスで、グループ学習を中心にして社会福祉士に求められる知識を身につけるべく学んでいます。
4年生は、卒業研究を提出し、模試を受験し、鴨台祭が終わると、国試に向けた学修が本格化します。本試験まであと3か月となり、これからどうやって学修をすればよいのかと不安になってきたりします。
そこに、社会福祉士資格を取得して今春卒業し、ケアハウスに勤める佐々木透さんと特別養護老人ホームに勤める熊谷雄雅さんが、昨年ご自分がどんな学習をしていたかを話しに来てくれました。お二人の話から浮かび上がったのは、徹底的に基礎を学ぶこと、諦めないこと、そして友達の大切さ、でした。
お二人とも4年次に実習に行ったので、なかなか本格的に受験勉強に入れなかったけれど、一日の学習量を自分で決めたり、やる気にならないときでも参考書を流し読みするなど、諦めずに学修を続けた様子を話してくれました。授業後にはお二人を取り囲む輪ができ、4年生はあれこれと質問しておりました。
有難かったのは、お二人が、その場では質問しにくい学生もいるだろうから、シャトルカード(毎年特講Ⅲで実施している、教員と学生とのやり取りカード)に質問を寄せてくれたら答えます、と申し出て下さったことです。
4年生は、シャトルカードに「やる気のあるグループメンバーの中で自分だけ頑張れず辛い。どうやって乗り越えたらよいでしょうか?」「苦手科目にどうやって取り組んだらよいですか?」など、真面目に国試に向き合っているからこその質問を書いてきました。佐々木さんも熊谷さんも一つ一つの質問に丁寧に、共感を持って回答して下さいました。
貴重なお休みに後輩を励ましに来て下さり、「4年生が一生懸命聴いてくれたので、来て良かったと思いました」とニコニコしているお二人に心から感謝です。
担当教員も、社会福祉学科100周年マスコットのぷくまると共に最後まで伴走し続けます。
大正大学の国試受験生はこれからが勝負です。(文責:田幡恵子)