学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
学生主体のオレンジリボン運動
社会福祉学科の「学生によるオレンジリボン運動」は、2013年から継続して実施しています。11月の児童虐待防止推進月間に合わせて、今年も9月から取り組んでおり、11月2日の鴨台祭ではオレンジリボン運動を企画しました。
ここで、今年の取り組みを紹介します。
1.授業内の取り組み
今年も豊島区子育て支援課や地域区民ひろば課と協働して取り組みました。豊島区更生保護女性会と民生・児童委員の方々が授業に参加し、学生たちにオレンジリボンの作成方法を丁寧に教えてくださいました。
オリジナルポスターを作成する学生たちです。
2.授業外の取り組み
学生たちがオリジナルTシャツを制作しています。
3.鴨台祭での取り組み
今年も豊島区民社会福祉協議会から借りてきた「ふくじい」と一緒に来場者の呼び込みを行いました。
学生によるオリジナルポスター発表を行いました。
オリジナル脚本の紙芝居の上演中です。
オリジナル塗り絵、栞、オレンジリボン作りコーナーは絶えず子どもと保護者がいました。
4.学外での取り組み
今回も作成したポスターの一部は池袋保健所、豊島区東部子ども家庭支援センター、豊島区の各区民ひろば(池袋、千早、富士見台、南大塚、西巣鴨第一・二、清和第一・二、朝日、仰高)で掲示しています。
5.リーダーたちの感想
小澤:オレンジリボン運動の鴨台祭での活動を通して、児童虐待防止のためのオレンジリボン運動をたくさんの人々に知ってもらう難しさを実感しました。その中でも、ポスター発表や紙芝居などを通して、自分たちの行動でオレンジリボン運動を来てくださった方々に伝えることができ、自分自身も児童虐待防止のためにオレンジリボン運動に参加できていると感じました。少しでも多くの人にオレンジリボン運動を知ってもらい、児童虐待の防止に繋げられるように、今後の活動にも積極的に参加していきたいと思います。
戸室:ポスターを作成するにあたって児童虐待の現状について、再認識することができました。今回は子どもにフォーカスを当てたものを作りましたが、これからは子どもだけでなく、虐待をしてしまった背景を知ることが重要だと感じました。今後は、周りの環境にも目を向けられたらと思います。
布川:鴨台祭でのオレンジリボン運動を通して、普段自分たちなりに考えてきた児童虐待についての思いを来場された方と共有することができたと思います。また家族連れの来場者が多く、実際に子育てをされている方の「児童虐待」への認識を直接感じ取ることができる良い機会になりました。今回の経験を通して、今後のオレンジリボン運動の活動へ繋げたいと思いました。
河本:鴨台祭で行った学生のオレンジリボン運動を通して、どういう活動なのかを知ってもらうきっかけを作れたのではないかと思います。ご年配の方や子どものいる夫婦などには関心を持っていただくことができたのですが、私たちと同じ年代の方々に関心を持ってもらうための工夫がもっと必要だと感じました。今後は、様々な媒体を使い啓発活動を続けていきたいと思います。
山本:鴨台祭でのオレンジリボン運動の活動を通して、児童虐待について知っているようで知らないことばかりだと実感しました。活動の中の紙芝居のように、今後も自分が得意としていることを生かして、オレンジリボン運動について発信していけたらいいなと思います。
佐藤:今回の鴨台祭のオレンジリボン運動では、一人ひとりがより良いものにしようと工夫したから、このような結果になったんだと思います。今後はさらにオレンジリボン運動が良い内容となるようにワンポイントを加えて頑張っていきたいなと思いました。
今井:初めは、オレンジリボンの活動について、観に来てくれる人が本当にいるのかなとか、真剣に観てもらえるのかなと、とても不安でした。しかし、実際にはたくさんの人が会場に来てくださり、一つ一つの発表を真剣に観て、感想を言ったり書いたりしてくださったので、自分たちが一生懸命取り組んだことは、たくさんの人の心に残ってくれるんだ、ということを改めて感じることができた鴨台祭でした。
菊地:鴨台祭で多くのお客さんにオレンジリボン運動を知ってもらえたことが良かったです。授業や鴨台祭で学んだからといってこのまま終わりにせず、自分にもっとオレンジリボン運動の知識が増えるよう、これからも勉強していきたいです。また、さらに多くの人に知ってもうために、様々な場所でオレンジリボン運動について学べる機会が増えてほしいと強く感じました。
柿木:今回の「学生主体のオレンジリボン運動」は、大人だけでなく、子どもにも興味を持ってもらえたことが大きいと思います。子ども達にオレンジリボンの作成などをしてもらったことで記憶に残すことができ、虐待に関する紙芝居などをしたことで感性に訴えかけることができたと思います。子ども達にオレンジリボン運動を身近に感じてもらうことで子ども同士の助け合い、そして彼らが成長した時に、オレンジリボン運動を担うことにも繋がると思います。我々の活動によって、オレンジリボン運動がさらに広がることを願います。
村田:様々な世代とオレンジリボン運動を通じて交流することができ、やりがいを感じました。また、忙しい中、リーダーを中心に皆で協力して作り上げれて良かったです。
水野:鴨台祭においてオレンジリボン運動を実施したことにより、親子や学生また地域から訪れた人々に対して、児童虐待防止のためのオレンジリボン運動について知ってもらう良い機会となったと思います。まだまだオレンジリボン運動を知らない来場者が多く、今後も啓発活動をしていく必要があると感じました。来場者には社会問題として近年の児童虐待の深刻さについて、ポスターを用いて学生が説明することにより児童虐待の現状をわかりやすく伝えられました。
西條:今年度のオレンジリボン運動は、社会福祉学科の人達だけでなく他学科の人や来場者の方を巻き込み、学校全体で児童虐待防止運動に取り組むことができました。また、子ども連れの方、ご年配の方、目の不自由な方等の幅広い世代の方々に御来場して頂き、オレンジリボン運動について様々な形で知って頂けたことで、これまでの準備活動を有意義だと感じることができました。今回の活動を活かし、今後もオレンジリボン運動の啓発活動を続けていきたいと思います。
今年も学生主体でオレンジリボン運動を取り組んでおり、今後も社会に貢献する運動を大学から学生たちと一緒に発信し続けていきます。
(文責:金潔&ソーシャルワーク演習Ⅲ受講生)