学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
専門職養成のトランザクション(実習指導講師ゲスト講義)
11月12日、来年度4週間実習に行く2年生達に、毎年実習でお世話になっている施設の実習指導講師の先生方から、実習に行く前の心構えや必要な事前準備についての講義をしていただきました。
各学生が来年度実習を希望する領域(児童・高齢・障害)に分かれての講義をおこないました。実際に実習指導をされている先生方の話しは、リアリティと具体性があり、また、もしかすると自分が行くかもという思いからか、学生達は積極的な姿勢で講義に臨み、最後の質問もチャイムギリギリまで積極的におこなわ
れました。
今回きていただいた実習指導講師とは、社会福祉の現場で実習指導をされている先生方のなかで、ご縁の強い先生方に本学の非常勤講師になっていただき、このようなゲスト講義や、教員との連絡会、実習報告会等にご参加いただき、実習教育を充実させていただいている先生方です。
本学の学生が、このような先生方に憧れ、現場で頑張り、そして実習指導講師となり、本学に戻って後輩を教える。そして、その姿を見て私たち教員もモチベーションをたかめ、良質な教育をおこなうといった、専門職養成の良質なトランザクションを意図した本学の仕組みとなっています。
「ご縁が強い」と書いたのは、優秀な実習指導をされている方は、私がお世話になっているだけでも多くの施設にたくさんいます。ただし、この実習指導講師は出来れば本学の卒業生がなるといいなと思っているので、「ご縁が強い」と書きました。実際に本学の卒業生が18人のなかの半分近くを占めます。
今在籍している学生さんも、これから本学に入学しようとしている若い人たちも、また、本学を卒業し現場で頑張っている人たちも、是非この専門職養成の良質なトランザクションに関わってみませんか。多くの人が関連してくれるといいなと、きれいな十五夜お月様に願いながら終わります。
*トランザクションとは「交互作用」です。お互い影響しあうことで、良くも悪くも変化することです。ソーシャルワークのキーワードだったりします。
(文責:新保 祐光)