学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
オンライン授業のスタートにあたってーキャンパスの現在ー
いよいよ11日から、オンライン授業がはじまります。
2年生以上は、1月の授業を終えて、まさか3カ月以上もキャンパスに行かない日が来るとは思ってもみなかったことでしょう。
1年生は、いまだにキャンパスを訪れることができずにいます。早くキャンパスに足を踏み入れ、大正大学の学生になったと実感して欲しいと思っています。
さて、大正大学社会福祉学科の前身である宗教大学社会事業研究室が開設されたのは、1918年です。ちょうど時期を同じくして(1918年~1919年)、日本国内でもスペインかぜのパンデミックにより、38.6万人が亡くなりました。同時に、不況にもなり、多くの人々が困窮していった時代でした。そのような社会にあり、当時の教員、学生は、社会調査に取り組んだり、貧困地域に住みながら困窮している人々の救済にあたったり、社会事業の学問と実践そして宗教を結びつけ、社会事業家として活躍していきました。
ほぼ100年後の現在、新型コロナウイルス感染拡大となり、その頃と同じような社会状況になってきております。厳しい状況の中で、皆さんも勉学に励まなければなりませんが、皆さんたちの先達が同じような状況下にあって、学び続け社会事業家になったことを忘れず、社会福祉士や精神保健福祉士として未来の社会で活躍できるよう、いまだからこそ学べることをバネとして、成長していってください。
固い話は、ここまでにして、現在のキャンパスの様子を写真におさめました。
4号館は、大正大学開学のときからの建物です。建物の前には、第6・9・14代学長 椎尾 弁匡郎の銅像。あやめが咲いていました。
建設中の8号館(礼拝堂)は、皆さんがキャンパスで学んでいた時には、フェンスで囲まれておりましたが、連休中に取り外されました。8月のお披露目を目指して、最後の仕上げとなってきました。楽しみにしていてください。
社会福祉学科がある7号館です。一番よく利用する建物になります。1年生は、覚えておいてください。
7号館7階は社会福祉学科のフロアーです。今は、静まりかえって寂しい限りです。1年生は、学科事務室、実習指導室、学部閲覧室(社会福祉関係の本があり、学修できるスペース)があるので、対面授業がスタートしたら、訪れてください。
1年生には、ぜひ、見て欲しいと思ってシャッターをきりました。7階の廊下の窓からは、サンシャイン60、豊島区役所、ハレザ(劇場)等といった池袋副都心が見えます。大学から豊島区役所に行くには、サクラトラム(都電、東京で唯一の路面電車、1両編成)に乗ります。ぜひ、在学中に、1度は乗ってみてください。車窓からの眺めは、東京なの?と思ってしまうことでしょう。
それでは、各自、目標をもって2020年度の日々を歩まれますように!!
(文責:宮崎牧子)