学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
こんな状況にあるにもかかわらず・・・・心から感謝申し上げます。
今年度は全く想像もつかない状況ではじまり、はや春学期が終わりました。
そんななかで、本当につらいのは社会福祉専門職養成の核となる実習です。本校は様々な状況から、全員が施設に行かず、学内で実習の代替をおこなう学内実習としました。
専門職養成の過程で現場での経験が出来ないというのは本当に苦渋の決断でした。それは学生にとってもつらいことです。
こんな状況であるにもかかわらず、学生たちからは、このことを伝えたときに、実習にいけない残念さをにじませながらも、前向きなメッセージを様々に教員に投げかけてくれました。
また、学内実習といっても可能な限り実践現場の雰囲気、経験、声をいかしたいと思いました。そのため、普段実習でお世話になっている現場の実習指導者の先生方に学内実習プログラムへのご協力のお願いをしました。
社会福祉の現場では、見えない感染症との戦いは心身ともに負担が大きいと思います。さらにより複雑になった社会状況のなかで、本当に神経を使うと思います。またこちらからのお願いも、お願いした僕自身でも受けるのに迷うだろうなという質と量でした。
しかしながら、お願いした現場の実習指導者のみなさんは、快く協力を受けてくださいました。
さらに、学部・大学院卒業生等で組織する大正大学社会福祉学会(在学生は入学以降全員が会員です)からは、この実習教育に関わる緊急事態の対応として、多大なるご支援をいただくこととなりました。
このコロナ渦で全人類が、どうして良いかも分からず、先も見えず、でも頑張っている状況だと思います。こんな大変な状況にもかかわらず、困っていたら快く、全力で助けてくださる、このような大正大学の実習教育環境に心から感謝いたします。
(文責:新保)