社会福祉学科

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

 　2021年の入学式は、例年より規模を縮小した開催となりましたが、新入生をキャンパスにお迎えできたことを、嬉しく思います。在学生のみなさんも、昨年はオンライン授業で仲間と学ぶ場が減り寂しい思いをしただけに、久しぶりのキャンパスに嬉しい春だと思います。

 　さて、コロナ禍では、経済的な困窮や、社会的孤立が社会問題としてクローズアップされ、ニュースや新聞で見聞きしているでしょう。これらは、誰にでも起こりうる課題で、他人事でなく、自分事として考える場が、コロナ禍で増えているのではないでしょうか。このような社会情勢において、ソーシャルワーカーの活躍も注目されています。そして、全国のソーシャルワーカーが、コロナ禍においてもエッセンシャルワーカ―として、行政や社会福祉法人、そして病院や学校でも活躍しています。

 　社会福祉学科では、全員がソーシャルワーカーとなるために、専門教育入門から、国家試験対策までのカリキュラムを年々充実させています。そして、社会福祉研究と教育のエキスパートの先生方が、学生の学びを支えます。

　希望は明確であるほど達成しやすく、そして、仲間と協力し助け合うことが、人類が生き残り、発展する秘訣だそうです。コロナ禍は、制限や不自由さも多いのですが、新しい力を発展させるチャンスかもしれません。卒業時に、学生のみなさんの希望がかなえられることを願っています。

（社会福祉学科長　神山裕美）