学部・大学院FACULTY TAISHO
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社会福祉学科
11月30日は、「人生会議」の日 -取材にコメントしました-
みなさん、11月30日は何の日か知っていますか?。秋篠宮様の誕生日であり、マヨネーズで有名な某有名企業の創業日であり、僕の住んでいる場所が市になった日でもあります。
ただし、我々医療ソーシャルワークを専門にするものにとっては、ある意味特別な日です。それは11(いい)、30(みとり)の語呂合わせで、「人生会議」の日と厚生労働省が2018年に定めたからです。「人生会議」とは、その人らしく最期を迎えるためにはどうするかを、家族や友人、医療・ケア関係者で話し合うための会議です。
また偶然なのか、狙ったのかは分かりませんが、11月30日は世界初の安楽死を認める法律がオランダで成立した日でもあります。
その日を迎えるにあたって、「いい看取りとは何だろう」ということで取材を受けました。それについては添付の記事を読んでください。
このブログで皆さんにお伝えしたいのは、やはり、その人らしい生き方のための話し合いの大事さです。記事でもありましたが、現在の日本ではその大事な話し合いの土壌が十分とは言えない状況があります。
我々ソーシャルワーカーは、その人らしい生き方について、相談支援を通じてともに考え、実現していくことをお手伝いする専門職です。この「人生会議」の日が制定されたことは、まさにソーシャルワーカーの活躍を国が願ってくれているような気にもなってきます。
その人らしい生き方のための話し合い、この日をきっかけとして、皆さんともっと世の中に広げていければいいなと思います。