学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
卒業生サポーターズ特別講義~資格取得に向けて頑張っています!!
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に向けて、社会福祉学科の学生たちはよく学んでいます。昨年度から、卒業後5年前後の卒業生が現場の実践を元に制度について解説してくれる「卒業生サポーターズ特別講義」と長期休暇中に国試に備える「答練」も始まりました。
今月は、「卒業生サポーターズ特別講義」として、国分寺市社会福祉協議会に勤務している野村さん(2017年度卒)が、地域共生社会を構築する上で非常に重要な「生活困窮者自立支援制度」について、実際の支援事例を引きながら、講義して下さいました。
学生にとって、抽象的で複雑な制度を理解することは簡単なことではありませんが、先輩が具体例を用いて説明してくれることで、ぐっとイメージしやすく、わかりやすくなります。
先輩方が、現場で、ソーシャルワーカーとして制度を駆使し、当事者の方々に寄り添って、しっかりと支援しているからこそ、実現できる講義です。
今回の講義後の振り返りには、次のような記述がありました。
「(制度が)曖昧だからこそ、ある程度自由にやることができることもあるのだと学び、制度の狭間にいる方や支援が足りていない方に対して、柔軟にできることをできる限りやる、サポートすることが可能になると考えられました。」
「問題が深刻になる前に動けるようにサポートすることが大切になってくると学んだ。なので、(卒業後に就職したら)こちら側から積極的に働きかけるように活かしていきたい。」
「支援は利用者本人のことだけでなくその家族といった全体を把握していくことが重要であると感じました。本人と支援者で課題と思うことが違う場合、信頼関係を壊さないように伝えていくことは難しいことであるけど、専門職として求められる力の1つであるのだと考えました。」
どの学生も、自分事として先輩の話を聴き、ソーシャルワーカーに必要な知識として制度を深く理解しようとしたようです。2、3年生も、オンラインで質問や振り返りを送信して、積極的に講義に参加しました。
頑張れ、ソーシャルワーカーの卵さんたち。先輩の講義から実践と制度を結びつけて、しっかりした知識・技術・価値を身につけた、社会福祉士、精神保健福祉士になりましょうね!
(文責:田幡恵子)