学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
豊島区保健福祉審議会のオンライン傍聴
豊島区役所保健福祉部福祉総務課のご配慮で、2022年12月13日(火)に開催された、
豊島区保健福祉審議会に社会福祉学科2年生が傍聴させていただきました。
豊島区保健福祉審議会は、所定の手続きにより傍聴が可能で、
今回はハイブリッド型開催のため、学生にも参加しやすい形態でした。
ちょうど、地域福祉論Ⅱの授業で福祉計画を勉強しており、興味をもつ学生19名がオンラインにより参加しました。
傍聴した会議では、豊島区地域保健福祉計画の評価等を議論しており、
学生は授業での学びを豊島区福祉行政につなげて考え、今後の興味関心をひろげる貴重な機会となりました。
以下は、参加した学生感想の一例です。
「豊島区保健福祉審議会を傍聴させて頂き、
そうした取り組みの指針を決める場面を直接学ばせて頂くことができた。
『低評価となった項目をどうするのか』『今までと同じことが繰り返し記載されている』
『具体性がない』など、厳しい意見も多く、
こうやってそれぞれの立場から正直な意見を話し合う場があることで、
地域の取り組みが充実していくのだと学んだ。
質問や意見に対して応答するということを繰り返していたが、
実際にどうやってその頂いた意見を反映させていくのか、様々な職種の人が共に検討していくことで、
より優れた福祉計画を作り出すことができるのだと実感した。」(伊藤唯)
「このような審議会を傍聴したのは初めてだったので、貴重な経験だった。
実際にその場で審議会に参加している人もオンライン上で参加している人も、
多くの人が意見や案を出していた。
また、私たちのような学生だけが参加するのではなくて
地域に税金を納める次の世代の地域住民に参加してもらえるように
環境や体制を作っていく必要があるという意見が印象的だった。
福祉計画について、授業やテキストだけでなく豊島区福祉審議会を傍聴させてもらったが、
まだ理解が足りていないと感じたためしっかりと復習したい。」(益子愛弓)
審議会に参加できなかった学生は豊島区保健福祉計画を読み、以下はその感想の一例です。
「豊島区保健福祉計画をはじめに見て感じたのは、非常に読みやすい工夫がされている点だ。
福祉についての知識がない人にもわかりやすいような図の用い方や、
専門単語の説明を入れるなど、
関心を持ってもらえるような配慮を多くの箇所で感じることができた。
また、区民のニーズ把握をする際に、区民にむやみやたらに聞くのではなく、
高齢者や若者、障害者と特性ごとに分けて調査しているのが印象に残った。
それぞれの特性から見える意見を大事にして活動していることが分かり、
こういった真摯な姿勢が豊島区をSDGs未来都市にしたのだと感じた。」(鈴木龍太郎)
今回、学生に貴重な学習機会を与えてくださった、豊島区保健福祉部福祉総務課の皆様、
豊島区保健福祉審議会の皆様にも心から感謝いたします。
学生の皆さんは、豊島区と連携する大正大学で学ぶチャンスを生かしていきましょう。
「表紙にデザインされているのは、書家の金澤翔子さんの作品です。
平成29年11月に豊 島区役所で開催された『2017アジア・パラアート–書-TOKYO』
国際交流展で特別揮毫(きごう)が行われたこの『共に生きる』のもつ力強いメッセージは、
豊島区が掲げる本計画の理念やめざす姿に通じることから、
今回、金澤さんのご協力のもと、表紙へ使用させていただきました。」とのことです。
引用:豊島区保健福祉計画(2018年~2023年)
(文責:神山裕美)