学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
シルバーウイーク企画 笑店街プロジェクト
落語で笑ってネイルでほほえむ「巣鴨笑店街カフェ」を、大学のおひざ元にある巣鴨地蔵通り商店街にある「ガモール志學亭」店内にて、9 月 14 日(木)から 9 月 18 日(月・祝)までの 5 日間限定でオープンしました。
高齢者の健康寿命をのばすために、身体のケアとともに、心のケアも重要であることに着目し、来場者が大学生や高齢者同士と交流する企画をTQ コネクト株式会社の協賛のもと、実施することができました。
当日は、インターンシップを履修している学生を中心として運営しました。ネイルは、事前に学生がプロのネイリストに習って、このイベントで希望するお客様へ塗っています。
初日に「ガモール志學亭」に行った教員は、練習台として学生にネイルを塗ってもらいましたが、学生たちも、日ごとにネイルを塗るのも上達し、お客様と話をしたりしながらネイルを塗れるようになっていました。
(9月15日「ガモール志學亭」にて、左奥で学生2名がお客様にネイルをしております。手前では、お客様と学生が話しをしています。)
参加した学生の感想を一部紹介します。
周りを見ながら自分ができることを徹底するという意識と行動は貴重な経験であり、相応の負担があったと思うが、それ以上に刺激的なものであった。その結果、次第に頼られることも出てくるようになり、最終的にはイベントは盛り上がり、取材を受けるところまで行ったときには大きな達成感があった。それは主体的にこのイベントに参加したからに他ならないと思っている。そのような機会を作ってくれた皆様に対しても大変感謝しております。(H.Sさん)
多くの人と話をすることの大切さである。インターンシップらしいインターンシップに参加したのは今回で初めてだったため、企業の大人と話をする機会は自分にとってとても刺激的なものだった。たくさん試行錯誤をして集客の仕方を考える姿や高齢者にどう楽しんでもらうべきか考える姿は、大きな刺激を受けることができた。またこのような機会があれば参加したいと思うことができた。(S.Sさん)
接客をする中での表情の大切さである。自分が接客をする上での表情もお客様に対しての印象を左右するものなのでもちろん重要であり、気をつけて接客を行ったのだが、特に大事なのが、お客様の表情に注目するという点である。(中略)場合として、会話の流れを変える際の指標として、表情をみてその場その場で話題を変える、または会話の深掘りをしていくことが場をよくしていくために重要なスキルであると感じた。
これは私たち社会福祉士を目指す社会福祉学科の学生として、本来必要なスキルでもあると感じた。福祉業界というものは、今回体験したカフェよりも、更に一対一でお客様と向き合い、そしてお客様の生活の手助けをしていくものである。そのため、相手の表情に注目し、話題を作っていくという、このスキルの重要性は計りし得ないものがあると考える。現段階で、気づくことができたというのは、非常に自分にとって価値のあるインターンシップになったと思う。(H.Dさん)
今回の体験を就職活動に活かしてくださることを願っております。
(文責:宮崎牧子)