学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
基礎ゼミナールⅡ沖倉クラス、としま案内人長崎町とコラボする
天候に恵まれた、2023年10月19日と26日の木曜、区民ひろば千早に集まった沖倉クラスの1年生は、「地域アセスメント」の視点を養う機会として、大学のある豊島区、その中でも西部地域でまち歩きをしました。
2014年度からスタートした、豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー(CSW)や区民ひろばとコラボレーション(協働)したサービスラーニング。コロナ禍で多くの活動への参加が中止を余儀なくされた中でも、まち歩きは形を変えながら続けてきました。
これまでの沖倉クラスでは、CSWが作成した社会資源マップ、通称「宝の地図」を手に、2コースを4グループにわかれて学生だけで歩く方法を採ってきました(2021/10/27付ブログ;わがまち再発見!~社会福祉学基礎ゼミナールⅡ まち歩きから学んだこと~をご参照ください)。
今年は、区民ひろば千早の城事務局長の発案で、地域で名所・名跡や歴史等を紹介するボランティアガイド「としま案内人長崎町」の豊田さん、日比さん、清水さんにも一緒に歩いていただくことにしました。区民ひろば千早周辺、約2.6㎞を1時間半かけて、ガイドの皆さんにお話を伺いながら、CSWの佐藤さんと恩田さんも一緒に歩きました。
写真からもお気づきかと思いますが、世代間交流が深まったようです。ガイドの皆さんからは、「日頃は、小学生や高齢の皆さんへのご案内の機会が多いのですが、今回大学生とご一緒することで、新たな発見がありました」、「今回を契機にこれからも豊島区に関心を持ち続けてください。まち歩きの報告を楽しみにしています」との声があり、学生の素朴な疑問にも、一つひとつ丁寧に答えてくださるガイドの皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
学生だけのまち歩きは、どうしてもそこにある現在の様子しか把握することができませんが、今回のコラボを通して、歴史的背景や社会資源の裏話を伺うことで、より深みのある「地域アセスメント」を行うことができたようです。学生たちは来週から教室に戻り、各自の在住地域でのまち歩きで気がついたことを加味して、「地域アセスメント」のまとめをします。例年にも増して、「時空を超えた」考察が飛び出すことを期待しています。
(文責;沖倉智美)