地域アセスメントの学び
ソーシャルワーク演習Ⅱの授業は、相談援助や地域支援の知識や技術を体験的に学ぶ科目です。学部2年生は、その科目の中のひとつとして地域アセスメントを学ぶため、4名の豊島区民生委員・児童委員の方々をお招きし、直接お話を伺いました。
当日は、学生の司会で、民生委員・児童委員の担当地域ごとの地域特性や住民活動の様子、民生委員の方々の個別支援事例等を伺った後、小グループごとの懇談会を行いました。
民生委員の方々は、地域を良く知るリーダー格の方ばかりなので、学生が調べただけではわからない地域情報を教えてくださり、地域アセスメントを深めることができました。
地域アセスメントは、当事者や家族の方々を地域で支え、誰もが暮らしやすい地域を創るために、欠かせない技術のひとつです。統計資料による人口動態や社会資源調査の他、その地域に暮らす方々の話を聴き、実際に地域を歩き、五感で観察したこともふまえて、地域アセスメントを行います。地域アセスメントの観察と情報収集ポイントを体験し、民生委員・児童委員の方々とのコミュニケーションを深めたことは、学生にとって貴重な経験の場となりました。
(文責:神山裕美)