学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
国試合格率95%の先輩に続け!新4年生、始動。
社会福祉学科では、3月18日から22日まで「国試基礎マスター講座」を実施しました。次回の国家試験での合格を目指して、基本的な学習を始めました。
初日の1限には、3月15日に卒業したばかりの卒業生が5名、出陣式で片目を入れたダルマに残りの目を入れ、受験体験談を伝えるために来てくれました。
田母神さんは、2023年度に国試合格を目指す学生の自主学習組織「合鴨の会」の会長を務めて、勉強会を企画するなど受験生全員の学習意欲を盛立てながら、自身も懸命に努力して、社会福祉士・精神保健福祉士のダブル合格を果たしました。4月からは、資格を活かして精神障害者の障害者福祉サービス事業所に勤務予定です。夏休み前は基礎的なことをしっかり学習すると良いこと、実習は大変だが、モチベーションを上げる材料になったことなどを伝えてくれました。
他の4名、畑野さん(4月からは放課後等デイサービスに勤務予定)、牧田さん(同、一般企業)、柏木さん(同、医療ソーシャルワーカー)、櫻井さん(同、医療ソーシャルワーカー)は、チームで学習を進めて、見事に全員合格しました。そのチーム学習の方法やそれぞれの学習の工夫などを、新4年生が少しでも気持ちが楽になるように、との配慮を端々に織り込んで伝えてくれました。
今年度、大正大学の卒業生は、社会福祉士試験を38名受験36名が合格し、合格率は94.7%、精神保健福祉士試験を5名が合格して全員合格、という結果でした。合格に手が届かなかった卒業生も、本当に、あと少しのところまで得点を伸ばしていました。全員、実に良く学習したのです。
卒業生の話を聴いた新4年生は、「具体的な勉強法や参考書、当日に感じたことは、実際に国試に向けての勉強と国試を受けたからこそのアドバイスでとてもわかりやすかったです。また、具体的な勉強法がわかり、やってみようとモチベーションが上がりました。」と講義の振り返りに書いていました。
実際、その後実施した「国試基礎マスター講座」では、皆、授業中には真剣に友達と問題を解き、授業後には難しかった箇所について説明し合ったり、あるいは、チャットで担当教員にたくさんの質問を寄せたり、と、実に意欲的でした。
講義の前後で実施した「理解度確認テスト」の結果は、平均得点率が64%から78%に上昇しました*。皆、先輩に続け!と大いに学習したことの表れです(*講義前後のテストを全科目受験した学生の比較)。
新4年生の国試対策学習は始まったばかり。これから、卒業研究や就活とのバランスを取りながら学習を進めます。辛いこともあるでしょう。でも、「授業後半に受けたテストでは7割を超えることができ、嬉しかったが満点の学生の存在を知り、もっと上を目指したいと強く思った。」と振り返る、あなた方ならきっと大丈夫!
全員合格を目指して、学習を重ねていきましょうね!
(文責:田幡恵子)