学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

哲学・宗教文化コース

哲学といえば

哲学といえば…  やはり自ら「考える」ことですね。

では、考えるといえば…

 

 
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ロダンの「考える人」?

この有名な作品、「考える人」ですが、もともとは大きな作品の中の一部だったことをご存じですか?

その作品とはこれです。

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(Picture by Andreas Witzel, with Permission GFDL) 東京・上野の国立西洋美術館で見ることができます
ハガレンの「真理の扉」のモデルと言われています

 
「地獄の門」という作品なのですが、扉の上に(門の上ではない)、「考える人」が座っているのがわかりますか?

この作品は、14世紀にイタリアの詩人、ダンテが創作した詩編『神曲』に由来しています。『神曲』は、地獄編・煉獄編・天国編の3部構成ですが、ロダンはその最初の地獄編に感銘を受け、この作品を作ったといいます。

地獄編に、地獄の門を「くぐる者は一切の望みを捨てよ」という一節があります。

つまり、「考える人」は何をしながらあのポーズをとっているのかというと、地獄に堕ちていく人々を眺めていたのです。

ということは、「考える人」は、地獄の門番のような人ですので、実はあまり考えていないのでは、という解釈もあります。
(作品解釈としては、ダンテやロダン自身を表しているという説が多いですけれども。)

いきさつはともあれ、彫刻「考える人」が、哲学を象徴するためによく使われてきたことは確かです。

 

ところで、本コースは、今年から新規オープンですので、上級生がいないのです。
代わりに、やさしくて頼りになる大学院生の先輩をご紹介します。

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皆さん哲学・宗教学を専攻しています。
1年生は、研究室付近で見かけることがあると思いますが、どうぞ気軽に声をかけてください。

 

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「考える人々」です。

「皆さん、ちょっと考えるポーズとってください」と注文したら、「ああ、「考える人」みたいに、ですね」とすぐ通じました。

ロダン、すごいです。

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