学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

哲学・宗教文化コース

その時、あなたは? ―その3―

時間が空いてしまいましたが、その時、あなたは?の続きです。

○その時あなたは何をしていましたか?

○どのようなことを考えましたか?

■その後の行動。

という順番で訊ねています。

では、書いて頂いたみなさんの記述を列挙していきましょう。

 

小田切夏美さん

○自宅にいた。

○怖くてあまりものを考えられませんでした。とりあえず、割れたガラスとかを片付けないと…という感じで、目の前のことだけ考えていました。

 

広瀬香さん

○池袋にいました。

○帰れない。人と連絡が取れない。テレビもないので、情報が手に入らない。どんな被害状況かもわからず、あまりものを考えることができなかった。

 

高田彩さん

○新宿にいました。

○家に帰れるか、情報が手に入らないため、何がどうなってるのかわからない。

 

佐藤彩奈さん

○築地でバイト先の上司とお茶をしていた。

○家族の無事と自宅の被害。しばらくして会社の取引先工事の無事について。

■同じ市内で水が止まった友人の家があり、生活用水を届けた。一方、新潟の親戚はお米を届けてくれた。

 

渡邊やよいさん

○家にいて寝ていましたが、嫌な予感がして起きました。その直後に地震が来ました。2回目との間に急いでPCのバックアップを取ってから外に出ました。

○こういう時に人間の内面とかがわかるなぁと思いました。自分が色々と不安に感じたこともそうだし、何でこの人はこんなことを考えるんだろう、と他人に対し、思ったこともありました。

■今あるお金を募金するより、給料をもらってその分を募金した方がいいと思い、バイトをがんばった。

 

 

NSさん

4号館で書道の作品を書いてました。

○どうせ、すぐ止むだろうと思っていたけど、先輩にすぐ逃げるように言われて助かったので、一人でいなくてよかったなぁと思いました。

 

KMさん

○バイトに行く途中で、スーパーにいた。

○まず家族の安否と、家が倒壊していないか心配になった。これは(社会的に)大変なことになっただろうと感じた。

■募金した。

 

金子くん

○家で録画した映画を見ていた。

○身の回りの心配。家の中、妹の安全の確保。

 

 

 

いろんな場面、いろんな考え、いろんな心配があったんですね。

また、悪い予感がして起きたら地震が来た、というのもあって興味深いです。

 

大地震の跡は、各地の行政や自衛隊、ボランティアの皆さんの尽力によって徐々に復興を遂げているようです。一方、原発については、依然、先が見えないですね。

正しい情報、必要な知識を精査しつつ、現実ときちんと対峙し、東日本の復興にできるところから関与していってほしいと思ってます。

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