学部・大学院FACULTY TAISHO
哲学・宗教文化コース
学部宗教学フィールドワーク
こんにちは。少し遅れましたが新年あけましておめでとうございます。
今回、寺田先生の「宗教文化研究B」という授業の一環で、11月27日~28日の一泊二日で「天理教本部」のある奈良県天理市にフィールドワークに行ってきました。
-27日-
JR奈良駅に現地集合し、奈良駅から電車に乗ること約15分ほどでJR天理駅に到着!
そこから天理大学教授の岡田正彦先生に案内して頂き、天理教本部まで歩いて向かいます。
JR天理駅から天理教本部までの一本道は商店街になっていて、天理教のおつとめなどに使われる衣装や道具などがたくさん売っていました。
また、商店街を歩いていると高校生くらいの若い人たちからお年寄りまで天理教と書かれたはっぴを着た人たちを目にすることができ、私たちが普段目にしないような光景が広がっていました。
そして本部に到着!私たちは事前に寺田先生の授業で予習はしていたものの、実際に行ってみると規模の大きさに圧倒されてしまいました・・・。
この天理教本部の中心は「ぢば」と呼ばれていて天理教ではこの世の始まりの場所とされています。今回はその「ぢば」でおつとめさせてもらうことができました。
建物の中はとても荘厳な雰囲気で神秘的なぴりぴりとした空気が漂っていました。そのためなんだか緊張してしまいました・・・。それから本部周辺の施設を岡田先生の貴重なお話を伺いながらじっくりと見学させていただきました。そして今回は特別に天理教の信者さんが宿泊する「詰所」という場所に宿泊させてもらうことができました(なんと、天理市内には200か所以上もの詰所があるんです!)。
夜になるとメンバー全員で1つの部屋に集まって普段学校では話さないことや最近読んだおすすめの本などを紹介しあったりと、楽しい夜を過ごしました。
学校ではこんなに長い時間コースの友達と一緒に居る機会というのはなかなかないので、より親睦が深まってとてもよかったと思います。
―28日―
この日は朝早く起きて天理教の「朝づとめ」を見に行きました。
時間になると信者の方たちがだんだん集まってきて朝づとめが行われます。早朝の静かな空気に包まれる中に響き渡る歌声や踊りは、とても神秘的で厳かでもありとても印象に残りました。
朝食後、天理大学へ向かい岡田先生へのインタビューをさせて頂きました。私たちの質問に非常にわかりやすく、かつ丁寧に答えてくださりました。岡田先生、貴重なお話をお聞かせ頂きましたこと、本当にありがとうございました。
お昼ごはんには天理教の食堂で食べられる「天理カレー」を美味しく頂きました。
今回天理市でフィールドワークを行い、天理教本部やその建物の大きさ、町全体が天理教関連という壮大なスケールに圧倒されっぱなしの一泊二日でした!
文献や写真では感じることのできないものをたくさん目にすることができたのは私の貴重な体験になりました。
引率して下さった寺田先生、そしてお忙しい中長時間にわたって本部周辺の施設を案内して下さり、私たちの質問に懇切に応えて下さった岡田先生、本当にありがとうございました。
哲学宗教文化コース2年 友安勇貴