学部・大学院FACULTY TAISHO
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哲学・宗教文化コース
4月5日 コミュニケーションガイダンス
本年、哲学・宗教文化コースでは、37名の新入生を迎えることとなりました。
去る4月5日、新入生のコミュニケーションガイダンスが行われました。
哲学・宗教文化コースは、湯島聖堂、ニコライ堂、東京ジャーミー、明治神宮の四つの宗教施設を見学しました。見学を通し、実際に様々な宗教文化に触れるとともに、引率の教員や上級生、そして同級生との親睦を深めました。
湯島聖堂は、徳川綱吉の手によって建立された孔子廟であり、後に昌平坂学問所として江戸時代の学問の中心となったことで知られています。また、世界一大きな孔子像があることでも有名です。
聖堂の中には、孔子尊像及び四賢像が祀られており、儒教の歴史に思いを馳せることができます。東京復活大聖堂(ニコライ堂)は、正教会の教会です。
キリスト教は、東ローマ帝国(ビザンチン)の正教会と西ローマ帝国のカトリック教会に二分された歴史がありますが、正教会は、ロシアをはじめとしたスラブ諸国で大きく発展を遂げました。
教会内に入り、神父の方が正教会の歴史や教義などを解説なさってくださいました。日常的な場面を例に、時には冗談を交えて、これから哲学や宗教学を学ぶ新入生にもわかりやすく解説してくださいました。
東京ジャーミーでは、東京ジャーミー建立の経緯を世界的な歴史背景とともに解説していただいたあと、お昼の礼拝の見学をさせていただきました。
そして、トルコのブルーモスクを模した作りになっている東京ジャーミーの美しいカリグラフィーやステンドグラスなどの装飾の解説をしていただき、その背景にある宗教的な意義付けを学ぶことができました。生憎の空模様でしたが、明治神宮に着くころには雨も上がり、外周をぐるっとまわって散策することができました。この頃には、新入生同士で楽しそうにおしゃべりをする姿が見られ、随分打ち解けていたように思います。
新入生が、これから学問の門戸を叩く際、今回のコミュニケーションガイダンスは、非常に良い刺激となったと思います。また、今後4年間共に勉学に励む仲間とも打ち解ける良い機会だったのではないでしょうか。
新入生の皆さんの、哲学・宗教文化コースでの学びが良いものとなり、充実した4年間を過ごすことができるよう応援しております。
新入生の皆さん、本当にご入学おめでとうございます!
(文責 哲学・宗教文化コース 副手)